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奥岳線の半円線路パネル:B3判、半径225㎜ [O-16.5mm layout]

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シーナリーを並べるだけの運転盤の話です。普段机上に置いてあるのは奥岳線(置くだけ)と呼んでいるフラットパネルの組み合わせです。あたらしくB3判のパネルを用意しました。
 
HO-9mmは小半径の組線路が揃っているのでいいのですが、O-16.5㎜には同様の製品がないので、固定のものを用意しているわけです。基本にしているのが半円の線路パネルです。半円のメリットは間にパネルをはさんでエンドレスを延ばせる拡張性を保ちつつ簡単に設置できることにあります。
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3種類の半円パネルを並べています。半円といっても接続側は一部直線になっています。写真中央にあるのはB4パネルの半径150㎜、右側はA2パネルの半径250㎜です。半径250㎜のパネルは組み立て式(木尾根坂線)のものとプランは同じですが別に用意してあります。そして左側が新しく準備した地面未加工のB3パネルの半径225㎜です。
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寸法を示す図です。左上にA3パネルはプランだけで製作はしていません。半径150㎜はトロッコ車輛を走らせるのには十分で、場所もとらないので重宝します。しかし軽便鉄道となると厳しいので半径250mmを別に用意してきました。ただしこちらは常設には少し大きいので邪魔な時は片づけています。おもに運転会出動用です。250mmでも一般的には小カーブの部類になりますが、Cタンクやボギー車輛も対応できるものを中心に選べば十分です。250㎜となったのはA2判の大きさによる制限には違いないのですが、線路をパネルの縁にぎりぎりまで寄せても風情がないと考え線路中心は縁から47㎜離れています。
しかしこのことは接続する分岐(ポイント)を半円の間にはさみ、分岐を外側に向けた場合、側線をはめる余裕がないので斜めにカットしたパネルで対処してきました。変則的なほうが風景的には変化があっていいのですが、パネル接続の融通性は失われます。
 
A2判の組み合わせでも室内のテーブル上に収まるものの占有されてしまうので、この度少し小型化したB3判のパネルの利用を検討しました。B3パネルの縁から線路中心までの距離を32㎜として半径225㎜の半円線路を敷きました。
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これがB3パネル2枚を接続した状態です。小型のCタンクやボギー車も扱えそうな大きさです。
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そして長さ方向がB判とおなじ364㎜(幅は128.5mm)のパネルの中央にYポイントを取り付け、幅69.5㎜の平行分岐を促す配置をつくりました。これで分岐はどちら方向にも使え、外側にむけて平行なパネル接続が可能になります。
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PECOのOナロー用ポイントは通電フログで分岐方向内側レールの極性が変わるので、自由な接続ができるように分岐レバーは6p(2回路)スライドスイッチを使って分岐側の通電を切り替えています。
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ポイントパネル裏側の配線です。
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これは一つを内側への分岐にした接続です。内側分岐はコンパクトな点がいいのですが、汎用パネルとして使いたい場合は分岐側線の固定(右側のパネルに延長した内側の線路)をどうするかが課題です。
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これは2本の分岐を何れも外側に分岐した場合で持ち出しの展示などで便利な配置です。
 
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90㎝x120㎝が模型用の常設テーブルです。B3パネル3枚分でも手前を作業スペースとする余裕が十分あります。当面この新作の奥岳線が机上に置かれることになりそうです。他のパネル同様に重ねても影響のない範囲で地面は仕上げます。簡単な地面の仕上げは敷く、塗る、撒くのどれにするかこれから考えますが、たぶんこれらの併用になる見込みです。
大きさが多少異なるだけで代わり映えのしない運転盤ですが、ミニカーやストラクチャー類を並べてみるだけで情景が浮かび、車輛工作に着手する気力が湧いてくるのが不思議です。ただし組立未着手のままの2台のクライマックスはこのカーブは無理です。


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