鉄道模型芸術祭 Narrow Gauge Junctionの展示 [model railway]
2019年3月23,24日に池袋の東京芸術劇場で開催された鉄道模型芸術祭,Narrow Gauge Junctionはいつもの形態で持ち寄り作品による展示を行いました.
小品が多いのでコの字型の展示です.
【HO-10.5mm(HOn3)】
今回は組線路を使ったフラットな走行展示でサウンド付きDCC走行の魅力をアピールしました.ナローとはいえスペースが必要で組線路の半径は490㎜(19”)あります.
HOn3のヤードセクション
【9mmの車輛展示】
IMONからキットで発売された丸瀬布21号をはじめとするHO-9㎜の精緻なキットを組み立てた蒸機作品が並べられています.
渋い仕上がりの単端です.
こちらはOO9メタルキットを組んだフェアリー機や煙の出るガーラットなど,英国の変形機を現地のビデオとともに紹介しています.
日本の情景を追求した作品です.福島交通軌道線長岡分岐点のストラクチャーと電車です.
HO-9mmの車輛が集材所の情景をまとめたコンパクトレイアウトで走行展示されました.電源系が一体に収められていて,往復運転にも対応しています.
【9㎜マイクロレイアウト作品】
ナローゲージの魅力の一つである極小レイアウト群.定番,新作混じっての展示です.
マイクロワールドが展開します.
サトウキビ農場の情景です
新しくメンバーに加わった方の作品
2重ループです.下の編成が上の情景をひっかけて回転するという仕掛け
【O-16.5mm】
ブラスのスクラッチビルドやレーザーカッティングなどを駆使したOスケールの作品です
B3サイズレイアウトはフラットな地面で,新作の木造ストラクチャー(百福小屋など!)が配置されています.
幻想的な新作ループ.或る専用線シリーズの新作です.
私が出展したトラックセクションです.シーナリーは載せるだけですが,今までと異なる組み合わせでの展示です.
【その他】
メンバーの作品ですがLゲージ様のお立ち台シーンで!
夏のJAMに続くグループ出展になりますが,新作も混じって来客者やメンバーと二日間楽しみました.
タンク車,無蓋車,有蓋緩急車 [O-16.5mm (On30, O16.5)]
久しぶりに貨車を組み立てました.タンク車,そしてアルモデルの軽便セタとワフです.
【タンク車】
自作の下回りに,短くしたプラキットのタンクを載せたものです.
下回りはいつもの構成です.1㎜の床板を3㎜角棒で補強し,軸受メタルを入れたエコーモデルの貨車用軸受を取り付けています.車輪は米国型の9.5㎜径を利用しました.
タンクは5㎜の三角棒の桟と中央下に入れる3㎜棒で支えます.
タンクはMDC/RoundhouseのOld Time Tank Carを利用しました.太い鋼製フレームに細身のタンクが載ったHOキットですが,下回りは別に使えるので,タンクを短くして使うことにしました.
短くしたタンクの接合面を仕上げて土台に載せます.
2輌つくりました.
【無蓋車セタ】
アルモデルから最近発売された軽便セタ(2輌セット)のキットです.沼尻鉄道の貨車ですね.
側板の帯板は位置決めしやすいように工夫されていて,仮止め用のねじで固定する部分が上部に突き出ていて固定後に切り落とします.
妻板の帯板はエッチング板に並んでいます(左)が,印にしたがって一つ飛びに切り離す(中央)と上下二つに分割され,そのまま4本ずつ位置決めできます.
ブレーキハンドルは一体の板(左)になっていますが,ハンドルの部分はオプションパーツを利用すると立体的(右)になります.
コイルバネの軸受がついています.
【有蓋緩急車ワフ】
セタと同時に発売されたのが同じく沼尻のかわいい緩急車です.
角の部分にリベットで打ちつけられた補強版が印象的で,板にも彫られていますが,やはり別パーツ(右)を貼って立体感を出したいものです.
セタも同様ですが,軸受の片方はイコライザーの凝った構造になっています.
屋根も内側からねじ留めできる構造になっているのはありがたいです.沼尻では青色だったようですが,在庫の関係で,国鉄黄緑6号で塗装しました.
沼尻の編成です.
どれも転がりがよく,Bタンクの編成がよく似合います.