木曽の運材台車とカブース,ついでに各種ボルスター台車 [O-16.5mm (On30, O16.5)]
木曽森林鉄道の鋼製運材台車とカブースの編成をようやく仕上げました.
2台一組の運材台車は中西工房(珊瑚)のキットで,ロストワックス主体のディテール豊かなモデルです.
木曽のカブースはオレンジカンパニーのキットで,こちらも下回りはロストワックスです.組み立てた後ずっとそのままになっていました.
トビカのトップガードスプレーで下地処理しました.
運材台車はそのままウェザリングを施して完成です.
カブースは水性ホビーカラーのワインレッド(マルーン)を吹きました.黒の下地のため暗めの仕上がりになりました.
ドアがスライドする構造になっているので,半開きにしました.
一枚ずつ窓ガラスをはめて完成です.
運材台車とカブースの編成です,
木は天然を探すほうが良いかもしれませんが,手持ちのBachmannのOn30ログカーに付属していたものを載せてみました.木材の長さは96㎜ほどで連結棒を使ってちょうど良い長さです.
材木のことですが,右がBachmannのものでレジンに塗装が施してあります.左はKadeeのプラキット(HO)で長さは12㎝程です,
Kadeeの木は右のようなプラキットですが,塗装(左)で実感的になります.
ついでながらKadeeの運材台車を並べてみました.
左の2台がKadee HOの運材台車で,そのままOナローとして使っても違和感はありません.
Kadeeの木には孔が空いていてそのまま台車のピンに差し込んで固定できます.
ボルスター(架台)は自由に回転するので半径150㎜のカーブを難なく通過します
これに対しBachmannのボギー台車は回転が制限されていて急カーブには対応できません.
左の2台はPECOのBolster Wagonのメタルキットで,架台は元々回転しない構造です.スレート鉱山で使われていたもので材木の輸送用ではないようです.大きな車輪で腰高なのでそのままナックルカプラーが取り付けられます.
旧作の自作ボルスターワゴン(手前)と並べてみました.
紹介したボルスター台車をならべてみました.形は多様ですが当鉄道では主に倒木の回収に活躍してもらう予定です.
木曽酒井モーターカー "Hot Fridge" [O-16.5mm (On30, O16.5)]
大晦日の工作で,2020年年明け早々の記事となりました.本年もよろしくお願いいたします。
アルモデルのキットを組んでみました.
木曽森林鉄道で活躍した酒井のモーターカーは簡素なペーパーモデルを紹介したことがあります.
四角い箱型のボディーから”冷蔵庫”の愛称でも親しまれています.アルモデルからO-16.5㎜とHO-9㎜で製品化されたのでOナローのほうを組み立てました.ただしペーパーモデルとは異なり,独自のカスタムペイントで楽しんでみることにしました.
LEDヘッドライトを埋め込み,ペイントデコレーションとしてホットロッドのプラモデルからデカールを拝借しました.
車体はホワイトメタルの一体型で,アクリルの窓ガラスと窓枠は外からはめる構造になっています.動力は同社が出している一軸駆動セットを利用したもので,大きな扁平モーターを使っているので低速で安定走行します.
唯一の改造として3㎜径のLEDを使って点灯させることにしました.ヘッドライト枠をくり抜くのに苦労しました.
左下がLEDユニットで車体にはめ込み,線がモーター側と接触するようにしています.
塗装はトビカの黒染めスプレー缶トップガードによる吹き付けです.下回りやラジエターグリルは赤でアクセントを付けました.ところでラジエターグリルはダットサン110の流用ですよね.
やってみたかったのがホットロッドに使われる焔のペインティングです.1/25のホットロッドキットから選んで貼りました.
外からはめる窓ガラスと窓枠は木工用のグルーで接着してみました.
名付けて“熱い冷蔵庫(Hot Fridge)”です.
日頃プラ車体ばかりいじっているので,ずっしりとした重さを感じます.
点灯走行中の姿です.
およそ木曽の車輛とはいいがたい仕様ですが,この際なので長らく未塗装で放置されていた運材台車と木曽のカブースのキットを仕上げてしまう予定です.