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Covered Speederをつくる [S-9mm]

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米国の保線用人員輸送車として広く使われたのが,Fairmont Speederという超小型の車輛です.屋根があっても脇はオープンなのが標準ですが,3ftゲージのRGSの冬季仕様という密閉型があったようです.Grandt LineがOn3の動力付プラキットを出していましたので,これをOn30に改軌したものを製作しています(http://www.geocities.jp/karatcreek/SpeederKits_e.html ) 成型の精度が高いので,ボディははめ込みで固定でき,ウェイトを積めばかなりの低速走行も可能なので,ときどきは走らせて楽しんでいるモデルです.
図面を1/64に縮小してみたところ,9ミリの小型動力にちょうど合う大きさです.本来は3ftゲージでインサイドフレームですが,アウトサイドフレームの2ft仕様として,多少の変更を加えてデザインしてみました.そして第1作と同様に2輌分の製作にとりかかりました.
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車体は前作同様0.3ミリのリベット打ちと0.5ミリの貼り合わせです.ヘッドライトにはエコーモデルの前照灯を使いました.

今回,動力に使ったのはアルモデルがNゲージ用アルナインとして展開している軸距14ミリ動輪径6ミリのアルパワー14Aと軸距16.5ミリのアルパワー16Aです.グリーンマックスの動力台車を応用した製品らしいです.ふたつとも外寸は同じで,15ミリ幅の洋白の床板がついていますので,この上にプラ板の床板を載せて,それに車体を固定することにしました.しかし,そうなると軸受のフレームはプラ板の床板には付けれらないので,中央の窪みに入る2x2.5ミリプラ棒をフレームに接着し,真鍮線で補強したうえで差し込んで固定する方式にしました.軸距16.5ミリの方の軸受はアルモデルの軽便気動車オプションパーツ菱枠型台車枠をそのまま使用し,14ミリの方は軸受部分だけを切断して使いました.
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アルモデルの動力のうち,一台は順調な走りでしたが,もう一つが不調で分解したところ,細い犬の毛などが軸にまきついて接触不良を起こしたようで,取り除きましたが,しばらくすると接触不良をぶり返します.さらに調べたところ,分解を重ねているうちに集電枠に接触している洋銀の集電枠が変形で接触不良を起こしていることがわかり,モーターカバーとの間にプラ片をいれて押さえを効かせたところ順調に走行するようになりました.
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主に単行で走らせる黄色の3号機とオレンジ色の4号機が完成しました.
自作動力が4輌そろったのでそろそろ軌道開業といきたいところです.

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