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O-9mm(On18)のA2判レイアウトに山を配置 Cape Pine Mineral Springs の始まりです [O-9mm]

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O-9mm(On18)の車両を走らせるためにS-9mmのために用意したA2判(420x594mm)パネルのレイアウトを利用したことを以前書きました.
もう少し変化が欲しいのですが,このパネルは収納できる運転盤のままにしておきたいところです.そこでエンドレス線路を仕切るトンネルのある山と立体的な山の背景を別々のユニットにして,組み合わせて設置するものを作ることにしました.
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これがそれらの基礎を仮配置したものです.トンネルのある山は後ろ側がはみ出しており,その背面に合わせた山の背景が右側に置かれます.すべて発泡スチロールで作りますが3種類使っています.荒い白い素材を使ってストックを減らしたかったのですが,表面は弱いので密度のある青い素材と組み合わせました.トンネルの内側は適当に削って素掘りのような状態です.
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3つめの発泡素材はトンネルポータルに使用したもので,厚さ5㎜の密度のあるスチレンシートです. 
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ポータルの表面はシャープペンシルの先で彫り込みをいれています.
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ポータルも形を整えたら山と一体にします.
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フォームを削って形を整えたら水にぬらしたプラスタークロス(ウッドランド製品)を適当な大きさに切りながら貼っていきます.
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一通りプラスタークロスで地面の部分をカバーしました.
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次はトミックスのシーナリープラスターを水で溶いたものを表面に塗っていきます.水と粉を交互に足しながら溶き具合を調整します.
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かたちを整えて仮置きしてみました.
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次に見えない裏側や接続面はスプレー缶で茶色やグレー系に塗装します.
地面の塗装にはいつも愛用しているウッドランドのアース・アンダーコートを使います.(KATOが扱っているので名前を変えているかもしれません)
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アース・アンダーコートは染料系の塗料で,水で薄め具合を調整しながら塗布すると濃淡が表現できます.
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このままでは色調が単調なので,グレー系や茶系の塗料で変化をつけます.
今回は横着してスプレー缶を使いました.
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遠景のつもりなので樹木はフォリッジを這わせて表現します.スポンジを細かくした素材を使いますが,なるべく樹木用のネットに絡めたもの(ウッドランドのフォリッジ)を使うようにして立体感を出しました.フォリッジですが,色が鮮やかな彩度が高い着色はまわりとなじまないので,スプレー缶のタンを軽く吹き付けると落ち着いた感じになります.
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完成した背景の山部分です.
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こちらはトンネルのある山です.
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山を裏側から見ます.トンネルは素掘りのような荒っぽい仕上げです.
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A2パネルに配置して俯瞰しました.
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フィギュアはタミヤの1/48ミリタリーキットから,いわゆるタミヤ人を中心に配しています.
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ストラクチャーはレーザーカットの作品,ジャンクはレジンモールドの製品を配置しています.バテロコが平トロと人車を牽いています.
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作成手順は従来通りなのですが,備忘録として少し詳しく述べてみました.
始めたばかりのO-9mmです.これから情景を展開していく予定です.
この展開に名前が欲しいので松ヶ崎鉱泉,Cape Pine Mineral Springsととりあえず名付けることにします.どこかのように廃坑のあと水資源と観光に活路を見出したいところです.
 
なおこの作品は2022年8月19-21日に開催された第21回国際鉄道模型コンベンションのNGJ(Narrow Gauge Junction)のブースに展示させていただきました.


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