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ポケットライン・ナロー(2) バテロコでO-9mmはじめました [O-9mm]

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ポケットライン・ナロー(1)ではHO-9mmの国籍不明な木造内燃動車について述べました.
(1)としたのは(2)を早々にアップロードする予定にしていたからです.
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そのころは写真の左側にある2両の日本型単端がほぼ完成していて,それを紹介する予定でした.しかし屋根周りのタッチアップやディテールの追加が進まないまま放置状態になっています.また右側にあるポケットライン用のはめ込みフレームやキャブなどもそのままになっており,まだ完成をみていません.
 
そんな中, O-9mmを展開したBackwoods Miniaturesの製品や海外のO-9mmモデラーの間でポケットライン動力が重宝されていることもあり,手持ちで持て余しているポケットラインをO-9mmのスタートアップで利用してみることを思い立ちました.そこでレーザーカットで動力車両をつくることにしました.
 
O-9mmは小さな炭鉱や工業施設,遊覧鉄道などで使われる軌間380mm から460㎜位の鉄道をOスケールで模型化する規格です.On18(18in=457mm,1/48) とも呼ばれています.また欧州ではOn15(15in=381mm, 1/43.5)としても展開されています.Nゲージの豊富な線路を使って気軽に走らせることができるのが利点です.産業用貨車の大きさはゲージに応じて様々ですので,HOナロー用のトロッコ類をそのまま活用することができます.
 
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これがフリーで設計したバッテリーロコです.多くのバテロコはフレームの幅いっぱいに蓄電池箱を載せたものが多いですが,車輪径が小さいので,一般的な形にはこだわらずに設計してみました.キャブ付きですが,横が解放なのでフィギュアが欲しくなります.利用できるフィギュアとのバランスを考えてキャブの高さを決めました.1ミリ厚のペーパーだけを使い,レーザーカットで作ります.
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まずはフレームですが,動力にはめ込んで固定できるものにしました.動力を加工なしで使うため,軸受けの位置はかなり車輪から離れますが,実際装着して線路に置いてみると違和感はありません.最近になってチビ凸動力がコアレスモーター仕様に改善され,膨らんだ部分の造形がかわりましたのでどちらにでも使えるフレームにしました. 
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キャブを組んだところです.シンプルですが運転台をそれらしく作ってみました.
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1ミリ厚の紙だけを使って形ができました.おおざっぱなデザインですが,蓄電池箱を支えるフレームが造形を引き締めてくれます.蓄電池箱の前面と運転座席の下部が突き出ていてカプラーを外した動力のスロットに落とし込んで固定する構造にしています.
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ヘッドライトもMDF板をレーザーカットしています.
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2台塗装して完成としました.
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フィギュアを載せて出発です.
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カプラーは欧州のHO/OO-9ミリに使われているフックカプラーに対応しています.下側のスロットの中心高さは5.5ミリです.
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PECO009,ミニトレインズなどの貨車と簡単に接続できます.
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Oナローですが,HOナロー用の貨車ともよくマッチします.
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S-9ミリ用に製作したA2判の落とし場のあるレイアウトはストラクチャーを置き換えるだけでO-9ミリに変身します.
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バテロコとレイアウトは2022年5月20~22日に開催された吉祥寺鉄道模型アートマルシェに出展しました.バテロコとストラクチャー類はキットとして頒布させていただきました.お越しいただいた方々に感謝申し上げます.
 
頒布作品のサイト:


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