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ペアーハンズのO-9mm,ガスロコとバテロコ [O-9mm]

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O-9mmを始めたこともあり,定番でもあるペアーハンズのキットを組んでみました.
細倉鉱山の浅野物産製のガソリン機関車とニチユ2トンバッテリー機関車です.
 
【細倉鉱山のガソリン機関車】
細倉鉱山の資料館に保存されている500㎜ゲージの機関車です.車体は洋白エッチングとホワイトメタルからなり,動力とフィギュアまでセットになったトータルキットです.
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車体は接着剤で組めるとあったのでACCとエポキシで組みました.張り出し部分の整合に少し手間がかかりますが,フードの上面はあらかじめ曲げてあったので比較的容易に組みあがりました.ラジエター周りの細密感がいいです.
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動力パーツです.パイプを使って歯車の孔を調整するようになっています. 
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ギアのかみ合わせが外から確認できない構造になっているのでうまくいくのかちょっと不安になります.
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うっかり接着剤がギア溝に流れてしまい.ロックを起こしましたが,清掃後はスムーズに走ってくれました.
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動力はこのような状態なので改軌のスペースは十分残されています.
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この3点がねじ止めになります.
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塗装は下地にトビカを吹いたうえに赤2号を吹きました.
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付属のフィギュアに合わせて座席を作りました.
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付属のフィギュアを載せて走行です,2段減速なのでかなり低速で走ります.
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【ニチユ2トンバテロコ】
広く活躍した小型のバテロコです.各地で使われていたので実例も多く写真で見ることができます.真鍮エッチングが主体のキットで,動力はワールド工芸の製品が指定されています.
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はんだ付けで組みました.電池箱下端の折り曲げに失敗してしまい雑な仕上がりになりました.
実物の写真をみると傷んだ上に泥にまみれてぼてぼての状態のものが多いので良しとしましょう.
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指定されているのはワールド工芸の動力です,なるべく手持ち動力の改造で済まそうとしたのですが,どれも張り出しがあるので使えません.数々の同類の動力が市販されているなかでも張り出しのない独特な仕様です.ただし,ギア比は稼げていないので低速走行には適さないかもしれません.また実車よりも車輪径が小さいですが,被せてしまえば違和感はありません.
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動力を支える真鍮の枠は車体に固定するようですが,車体を組み上げてから動力を入手したので位置を事前に確認することができませんでした.そこで枠ごと車体に滑りこませることにして,そのための抑えの帯を車体内側にとりつけてあります.
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下地にトビカ,その上に青大将調色スプレー(アサヒペン製造,ジェイズ発売)を吹きました. 300mlのかなり大きいスプレー缶でなかなか空になりません.多少の肌荒れを許容できるものに使っています.
電池箱と車体は別々に塗装し,あとからはめ込んでいます.
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ウェザリングを施して完成です.
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フィギュアを載せる際には腰にやさしい座席をとりつける必要がありそうです.
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鉱業用バテロコを語るには欠かせない車両ですね.
 
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O-9mmはフリーデザイン主体で展開する予定ですが,プロトタイプものが混じることで全体のリアリティも増すのではないかと期待しています.

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Gilpin Tram Small Ore CarをOn18に [O-9mm]

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鉱石運搬車のキットを組みました.Grandt Lineは2ftゲージのギルピン鉄道で使われた鉱石運搬車のキットを2種類出しており,Large Ore Carについてはこちらに記載しています.
今回組み立てたSmall Ore Carは最近になって新額堂さんで見つけたもので,2セット手に入れました.San Juan Modelに型が移行してからの製品です.
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構造的には大きいほうとほぼ同じです.木製のフレームが分割された形の小さな車両で,すぐに撓んで廃車になったようです.はじめから意図して手に入れたわけではないのですが,O-9mm(On18)を始めることになり,それにちょうど似合う大きさです.
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台車は含まれていないので適当なものを探す必要があります.そこで利用を考えたのがMDC/Roundhouseがかつて展開していた3 in 1シリーズという古典車両の詰め合わせキットに付属していた台車パーツです.キットはいくつか種類があり,そのどれだったかは忘れましたがHOn3に改造するためのアーチバー台車が含まれていました.
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台車枠は軟質プラで,ピボット軸が収まりますが,車輪は車体と同じ枝にぶらさがる成型品でとても使い物のなるとは思えず,よくぞ捨てずに残してあったものです.
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これがその車輪です.フランジのバリは丁寧に落とせばいいのですが,タイヤ面が欠けているのは直しようがありません.
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孔は貫通しておらず1.5ミリのドリルで抜くとちょうどうまく軸に押し込むことができ,9ミリゲージに調整しました.
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完成した台車です.10.5用だと思いますが,9ミリでちょうど良い感じです.タイヤ面が欠けているにも関わらずまずまずの転がりで何とか使えそうです.
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車体が組みあがりました.
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塗装して台車を履かせました.付属のカプラーは下枠の下側に接着しました.
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9ミリゲージでちょうど良い感じです.
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Large Ore Car(背後)と並べてみました.
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どちらも原型はOn2(12.7ミリゲージ)ですが,大きいほうはOn30 (16.5ミリ),小さいほうはOn18(9ミリ)で運用ということになります.台車のほうは偶然にもどちらもMDC/Roundhouse製のものを使う結果となりました.
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コの字ピンでつないでなんとか半径150mmのカーブをこなしてくれますが,車輪のわずかな偏心や軽すぎる車体のままでは揺れながらの走行で不安定です.保線時のバラスト撒きに出動のヤード待機車両ということになりそうです.

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