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トタン張りの作業所 Workshop with corrugated siding [O-scale structures]
差し掛け屋根のある作業所を2棟並べました.左はプラ・トタンの旧作,右が紙トタンの新作です.形は類似していますが,作り方が違うので比較してみます.
プラ・トタンの作業所
こちらのストラクチャーはS-9mmの車輛通り抜けの倉庫として製作しました.
方眼ボール紙で形を作り,木の角材で補強しています.
Plastructのプラ成型シートの波板を使ってトタン張りにしました.
窓がなくOスケールとしても通用するので,開口部に扉を付けて2024年夏のJAMコンベンションに出展したO-16.5mmのレイアウトに置きました.
ペーパートタンの作業所
形は類似していますが,少し小型化してレーザーカットで作ることにしました.
基礎はマット紙でくみ上げています.窓枠を付けた状態です.手前が搬入用開口部です.
反対側には小型のドアをつけ,窓をはめました.
屋根は前作と同じように段ボール紙形状のボブ紙を貼ります.カッターナイフで切り込みを入れて.少しめくりあげて傷んだ感じにします.
壁面のトタンは北雪エンボスという約1.25㎜幅の筋が入っている紙を使ってみました.あらかじめレーザーカットして一部重なるように貼っていきます.
形が出来上がりました.
グレーのサーフェイサーを吹いたあと,X20A(タミヤ水性アクリル溶剤)に墨汁をたらした液体を雑に筆塗します.素材が薄い紙なので湿気によって浮き沈みができ,風化したトタン張りらしい雰囲気がでました.
青(Doc O'Brien's)と錆色(Bragdon)のウェザリングパウダーを擦り込みました.入手しやすいカレーパステルを粉状にしても同様に使えるはずです.
プラの波板より紙は彫りが浅いのですが,パウダーの擦り込みにより筋が協調されて立体感のある仕上がりになりました.
トタン面の多少の浮き沈みと青の退色,錆色の加減で古びた感じを出してみました.
搬入用の扉は少し開いた状態で固定しています.
偶然見つけた16インチゲージ鉄道と農機の廃車街道 [travel]
ヨセミテのSugar Pine Railroad (https://karatcreek.blog.ss-blog.jp/2024-04-28)
を訪ねたあと,152号線を西に進みサンタクルーズに近づく手前で休憩に立ち立ち寄ったのがCasa de Frutaです.ちょっとした給油所と売店のある休憩所かと思ったのですが,RVパークや遊具設備まで整った広い施設でした.イタリアからの移民家族が営む果実園の売店として始まったのが名前の由来です.早速車をとめてトイレに向かったのですが,そこで発見したのが線路でした.
16インチゲージ遊覧鉄道を発見!
駐車場の奥に線路が見えたのでした.だれひとり周りにはいませんでしたが,敷地に柵はなく自由に歩けます.
16インチゲージです.車輛が動いている気配はありません.
線路はどこまでも続いています.
線路が交差する先に駅舎が見えてきました.
唯一の車輛を発見!遊覧列車が留まっていました.他には車庫や車両は見当たりませんでした.
週末だけ運行していることを知りました.
線路はずっと続いています.車輛も見当たらないので空想が膨らみます.廃線跡ウォークのような雰囲気を楽しめました.
Google Mapで見ると線路が確認できます.上方がループになっている細い線です.この遊覧鉄道は60年代に12インチゲージのライブスチームとしては敷設されて,後に改軌されています.15インチや18インチゲージはよくありますが16インチとはまた珍しいゲージです.
トラック,農機の廃車街道!
さてこの施設のまわりには廃車体がごろごろしています.
駐車場の舗装地面の脇に置かれたトラクターです.
16インチゲージの線路を辿っていくと農機の廃車体がずらっと並んでいます.農機には詳しくないので出自はわかりません.一機ずつ写真に収めようかとも考えましたが,あまりにも数が多いの諦め,雰囲気を味わうことにしました.形態が面白いので写真をいくつか並べます.
クローラータイプのトラクターが並んでいます.
線路から少し離れた舗装されたところにはトラックが並んでいます.
線路がループとなる真ん中の空き地にもトラック類が放置されていました.
農機が並ぶ街道に戻りました.
線路の向こうにテスラの充電器が並んでいます.
タンクが並んでいます.
やっと鉄道車両らしいものがいました!16インチゲージよりも広いゲージのカブースが駐車場脇に看板がわりのように置かれています.
台車に載ったままのフラットカーに背もたれがついてベンチになっていました.
シェイ機がいる二つの鉄道(Sugar PineとRoaring Camp)訪問の間で偶然に立ち寄った休憩所でしたが,意外な収穫となりました.
Casa de Frutaについてはwikiがあります:https://en.wikipedia.org/wiki/Casa_de_Fruta
(2023年5月12日訪問)
ジャンク屋で見つけた機器類! Uncommon equipment found at the junkyard! [O-scale structures]
マイニングなどで使われる小型の産業用機材のOスケール(1/43.5~1/48)メタルキットの数はそう多くはありませんが,造形的にも興味深いので手に入れてきました.結局現業としての情景には活かしきれず,ジャンクと化してしまう状況です.そんな中からいくつかジャンク屋で見つけたという設定で拾ってみます.
Tar boiler
これは最新作のTar Boilerの塗装前.アスファルト工事用のバーナーです.
ニュージーランドのThe model companyの1/43.5スケールのキットです.ホワイトメタルのほかにロストワックスのパーツが含まれていました.
アスファルト工事の予定もないので早々に錆だらけとなりました.
Quarry boiler with water wagon
鉱山用のボイラーとタンク車のセットはPhoenixのキットです.
エアードリルの掘削用に使われたようです.
水タンク車とともに線路で移動できます.タンク車の車軸はプラに替えましたが,ボイラー台車の車輪はメタルの一体なので通電したらショートします.絶縁車輪に交換できるように片側のフレームはねじ止めにしました.
Stationary engine
Duncan modelsの焼玉エンジンキットです.
かなり前に組んでいますが,フライホールがぐらつくので軸を直しました.
フライホールが大きく,固定用のボルトすれすれです.
Lister "L" stationary engine
同じくDuncan modelsのキットでListerの据え置きエンジンです.
細かな造りで,ほかに搬送用の台車がついています.
Airport tractor
メタルキットではありませんが一点プラモデルからRevellの1/48 WWII ground equipmentです,軍用飛行場の車輛がセットになったもので,その中の牽引用トラクターです.ちゃんと組む予定でしたが,保管中にいくつか部品が行方不明になったので廃車です.
エンジンがついているのが珍しいです.
Jeep CJ
ジープCJのミニカーはコレクションがありますが,一台は早々に廃車になりました.モデルのメーカーはどこだかわかりません.
75HP electric motor
鉱山用ストラクチャーを出しているWestern Scale Modelsの75HP electric motorです.ローターを収めて完成させるよりは分解した状態でジャンク扱いにしたほうが映えます.
Saddle tank
最後にこれはバックマンポーターのサドルタンクです.同機はほとんど改造しているのでタンクがあまってしまいました.
サドルタンクの放置は2010年にニューヨーク州の博物館脇で見ています.草むらに転がす予定です.
バックウッズの台座付クレーン (Pedestal mounted crane) [O-scale structures]
バックウッズ・ミニチュアーズ(Backwoods Miniatures)のレジン製のキットです.メーカーでは先にマックのトラックの荷台にクレーンをつけたロギング仕様をリリースしており,このキットはそのクレーンを石組みの台座に載せて,給炭クレーンの仕様にしています.
レジンなので,歪みや脆さがありますが,組み上げには特に支障はありませんでした.
エンジン動力で,ギアがからみあうディテールを表現していますが,ほぼカバーで見えなくなってしまいます.
エンジンはライフライクのHOの積荷パーツ(左)のディテールが使われています(右).このライフライクのエンジンはOスケールのエンジンにちょうど良い大きさなので,わたしも機関車に使ってきました.
アームとフックの上げ下げのロープ巻き上げのドラムは中に埋もれてしまっているので,ロープ取り付け時には届かずプーリーにひっかけるのがやっとでした.
ロープには付属の糸をつかっています.巻取りはできないので張った状態を維持するためにロープはプーリーに接着してあり,アームの角度は固定となります.
付属の給炭用バケツをひっかけています.
ロープを張る前に塗装を済ませていたのですが,ロープを貼ってからも軽くウェザリングとフラットクリアを吹きました.その結果,ロープが毛羽立ってしまい,光の当たり方によっては不自然が感じになってしまいました.
150mmRを組み合わせた奥岳線に置いてみました.
特に固定して設置する予定はないので,石積みではなく,移動式の台座を用意したいところです.
ジャンクの積み下ろし場所といった風情です.
マルコム・ムーアのフォードV8機 (Malcolm Moore Ford V8 locomotive) [O-16.5mm (On30, O16.5)]
マルコム・ムーア(Malcolm Moore)V8機関車です.マルコム・ムーアはオーストラリアに存在したメーカーで,当初はフォードソンのトラクターを改造した内燃機関車を作っていたようですが,第2次大戦で陸軍が物資輸送用に発注したのがこの機関車で,フォードのフラットヘッドV8エンジンを積んでいます.戦後は製糖工場などに払い下げられ,現在も残されているようです,車体はオープンキャブで屋根の有無の違いがあり,払い下げ後は改造されている例もみられます.詳しくはNarrow Gauge & Industrial Railway Modelling Review16号(1993)のほかWebに解説があります.
キットはニュージーランドのThe Model Companyの製品で1/43.5です.2006年にナローガレージから手に入れました.ホワイトメタルキットで動力はオーストラリア製のパワートラック”Black Beetle”12mm径,軸距24.5mmが指定されています.
別パーツの軸箱を取り付けてフレームを組んだところです.
ボディを組み上げてフレームにはめてみました.ラジエターの前面には網目シートを貼っています.
動力には11.5㎜径車輪をはめた天賞堂のパワートラック(旧製品)軸距24.5mmを使うことにしました,固定のためにプラ板を使って支持部品をつくりました.
Black Beetleを使う場合,指定の動力にもかかわらずボディパーツの一部を削るように指示されていますが,天賞堂の動力は加工の必要がありません.
パワートラックのセンターをピンでとめ,両端で裏側からねじ止めできるようにしました.
ボンネットトップをとめているラッチを取り付けています.フレームの四隅にもつり上げ用のラッチがあり,これらはロストワックスのパーツになっています.
キャブ床板です.
最後の難関は屋根を支える1mm角アングル材の曲げと取付です,それぞれ2か所を0.5mmのピンで固定しました.
屋根板は周辺がホワイトメタル,トップは真鍮板となっていますが,トップはプラ板にしました.支えのアングルを固定する枠もプラ板でつくりました.
全体を仮組してみました.
塗装の準備ができました,コンポーネント別に塗装します.
全体にトビカトップガードで下地を吹いたあと,下回りは黒,ボディは青(小田急ブルー),屋根はガルグレーで塗装し,ウェザリングを施しました.
カプラーについてはケーディーカプラーを使いたい場合は端梁の裏面の凹みに沿って切り込んで取り付けるよう指示されていますが,板バネに支えられたピン・リンクカプラーが特徴であるので,それを活かし,リンクポケットのスリットにナックルカプラーをはめ込むことにしました.
正面の銘板がアクセントです.
背面のカプラースロットにはナックルカプラーをはめて連結しています.
車体幅は狭いですが,高さのある独特の形態です,陸軍に納入された機関車ですが,軍用というよりは遊園地用の雰囲気ですね.
ボンネット側面の開口部にはカバーがパーツとしてありますが,保存車両をみてもつけている例はほとんどなく,エンジンが見える状態で使われています.またこの開口部から排気管を突き出している例もあるので,排気管を付けるかもしれません.
オーストラリアのIda Bay Railwayでは遊覧鉄道の機関車として動態保存されているようなので是非訪れてみたいです.
フラットパネルレイアウト奥岳線のスーツケース収納 [O-16.5mm layout]
フラットパネルレイアウト“奥岳(置くだけ)線”半径225㎜ 2024年夏バージョン
は国際鉄道模型コンベンションに出展するためにスーツケースに収納して電車で運びます.
例年より準備に少し余裕があったので早めに収納してみました.
シーナリーをすべて外します.
両側のB3パネル(364×515mm)が2枚と,B4を分割した複数のパネルからなっています.
パネルはシートに包み,B3(364×515mm)の4層重ねで箱に入りました.
スーツケースの底の隙間に電源関係のものを入れます.
パネルを入れた箱は片側にすっぽりと収まりました.上部にパワーパックを入れました.
車両,車,柵,メンテ用具等は3つのケースに収めました.車輛は多少の入れ替えを予定しています.
小さなストラクチャーは大きなものの内部に入れて箱に収納,樹木もまとめて箱にしまいました.
ケース3個,箱3個を載せました.
丘のユニットはバッグに入れます.
それを載せて収納完了.
予定通り収まってほっとしています.ナローゲージジャンクションのブース運営に必要なカードや工具は別途リュックサックに入れます,
では,会場でお会いしましょう.(2024.8.12)
フラットパネルレイアウト“奥岳線”半径225㎜ 2024年夏バージョン [O-16.5mm layout]
フラットパネルを組み合わせてシーナリーは置くだけ(奥岳)とする奥岳線は収納がしやすく,適宜机上やイベントに設営する方式で組み立ててきました.
一週間後に開催される2024年の国際鉄道模型コンベンションには今回,半径225㎜の半円パネルを用いた構成で出展することにしました.このパネルを用いた構成はこちらに述べています:
「奥岳線の半円線路パネル:B3判、半径225㎜」https://karatcreek.blog.ss-blog.jp/2020-04-10
そこでは未仕上げのままの報告でしたので,今回は仕上がったパネルにシーナリーを並べた状況について述べます.
これがパネルの基本構成です,これに側線のパネルが加わります.
パネルはいつものようにトミックスのシーナリーパウダーを塗布の上,着色,ターフを撒いて,最後に部分的に静電植草しました.以下は一例となりますがシーナリーを配置した状態です.
全体の情景です.
右側は小山とジャンク置き場を配しています.小山は発泡スチロールにゲレンデマットを貼り付けたもの,ジャンクヤードは多用しているRusty Railのモールドを塗装したものですが,周辺が浮き上がることがあるので周囲に草を生やしました.
右手前に置いているのはレーザーカットの門番小屋です.
中央の線路のないパネル上にはミニカーが並びます.懐かしの商用車コレクションの軽自動車群がなじみます.
側板を付けたスピーダーの工事列車が待機中.
この波板建築はもともとSスケールの車輛通り抜けの建物として作ったものです.
屋根は紙,側板はPlastructのフォームシートです.今回は青のパウダーと茶系のパウダーを擦り込んで風化した感じに仕上げ,スライドドアーをプラ板で新製しました.MiniArtのプラモアクセサリーなどから器具類を配置しました.
木の柵はRubicon Modelsの1/56のキットです.土の土台にはめて設置しますが,浮いた状態を隠して地面となじませるために土台には草を貼り付けました.たくさんあって自由に配置しています.
左には小屋が並びます.ジャンクや廃車に近いトラクターを配置しました.
フィギュアは0.8mm線で差し込んでいます.差し込み孔は視認しにくいのでグレーのペンでマークしています.
この3本の木は草むらの土台にのっています.木はWoodland Scenicsの幹にスポンジ塊のフォリッジを貼り付け,さらにネット状のフォリッジを被せています.木3本を植えた土台は背景によく利用します.
中央の奥側に並ぶ4本の木は直接パネルにはめ込んでいます.
左奥の側線にはレーザーカットの車庫を設置しました.線路にはPECOの点検ピットを埋め込んでいます.
1週間後に開催される国際鉄道模型コンベンションではナローゲージ・ジャンクションで出展します.スーツケースに収納して搬入しますが,ほぼこんな感じのレイアウト(線路ではなくシーナリーの!)で展示する予定です.
Deutz ML132ディーゼル機関車 (1/48 16.5mm) [O-16.5mm (On30, O16.5)]
堀之内軌道に導入されたDeutz(ドイツ)社製の独特の機構とスタイルを有する単気筒のディーゼル機関車ML132です.同様の機関車はヤマサ醤油工場に保存されていますが,まだ現物は見ていません.この度,城東電軌から3Dプリントキットが発売されたので早速入手しました.
ボディは前後の端梁と一体成型になっており,きれいな仕上がりです.動力はアルモデルの軸距20㎜を使用し,輪芯を入れてロッドを取り付けます.
まずは走らせてみようと思いますが,動力を収めるためには一度分解してフレーム(写真右下)の幅を狭める加工が必要です.
フレームを加工した動力に車体を載せてみました.極端に幅の狭い,独自のバランスを有する車体です.
突出型のピン・リンクカプラーがついていますが,やはりナックルカプラーを付けたいところです.
ちょうどアルモデルのパーツでカプラー用スリットバンパーがあり,コの字のフレームの間を少し削ると収まりそうです.
ただし一番上のスリットを使うとしても位置が低いので,連結部が上側についているケイディーの44番を使うことにしました.スリットの幅は狭いのでカプラーの首を薄くやすり,ほとんどの部分を切断してピンでとめるようにします.
カプラー用のスリットを前後に取り付けてオキサイトレッドのサーフェスプライマーを吹きました.
塗装は下回りがダルレッド,上回りはガルグレーの調色塗料を吹き付けました.
動力には両端にブレーキシュー,真ん中に砂箱を取り付けます,
輪芯は周囲の塗料をはがす程度にやすってはめ込みました.はめ込むだけで接着しなくても大丈夫そうです.
ギア連動なのでロッドに負荷がかかることもなく,プリントのロッドを取り付けました.オプションとしては真鍮棒を使うパーツも用意されています.
窓ガラスを入れて軽くウェザリングを施しました.62号の車番をもらって完成です.側面にはわずかに積層痕が残りますが,全体の仕上がりは美しく,良く設計されたモデルです.
後部にはナックルカプラーがはまっています.
実機は単気筒らしく中央に置かれたフライホイールのカバーが下にちょっと見えているのがアクセントです,
ナックルカプラーを付けたおかげで即座に貨物車の牽引となりました.いずれウェイトを積む予定です.
無骨なスタイル同士,Diema DS40と並べてみました.
Diema DS40の組み立てに関してはこちら:
O-9mm 足尾のフォード・ガソリンロコ [O-9mm]
アルモデルの足尾フォード・ガソリンロコを組みました. O-16.5mm(On30)が基本仕様ですが,O-9mm(On18)の仕様も用意されているので,その9㎜版を組みました.
動力はアルパワーN17Bが用意されています.ガイドタブがキャブにもフレームにもついていて半田付けによる組立がし易いように配慮されています.9mmの動力は16.5 mmと 固定方法が違うのでフレームには少しばかりの加工が必要です.
オプションパーツとしてドアのヒンジ類がついていますが,細かいパーツのべた貼りは苦手なので取り付けは断念し,その代わりに真鍮線でドアノブを付けました.
排気管は1.2mm径の真鍮線を使いフレーム脇から伸びる形で取り付けました.
動力を取り付けた状態です.
このように軸受けと車輪の間はかなり隙間が空きますが,線路に載せてみるとそれほどの違和感はありません.
車体をのせて形になりました.
走行チェックです.
下地として黒色のトビカトップガードを吹いた後,フレームはダルレッド,車体はミディアムグレーで塗装しました.
運転士のフィギュアはミリタリー系を選び,5㎜プラ角材に載せて固定しました.
ラジエターは銀色,グリルメッシュにはタミヤの墨入れ塗料を差しました.
鉱車を牽かせています.
フック式カプラーはリンクピンで貨車をつないでいます.
ワールド工芸の同型機と並べてみました.この製作記はこちらにあります.
ちなみにO-16.5mmのワールド機はケイディーカプラーを取り付けるためにカプラーポケットはキットとは別のパーツを取り付けています.ボンネットを中心に二機のかたちは異なりますが,それぞれに良い味をだしています.
レーザーカットのガソリンロコ”アッシュ(Ash)“と並べてみました.サイズはほぼ同じです.
車番を未だつけていませんが,アッシュと共に夏葉線で活躍してもらうつもりです.
六角小屋 Hexagon Hut [O-scale structures]
六角形の小屋をつくりました.
この小屋の元になった建物はレイアウトに設置しているこの作品です,
製作したのは9年ほど前になりますが,まずはこの作品の製作について触れます.
工作用ボール紙で形をつくり,この表面に素材を貼ります.
屋根にはスチレンフォームボードをつかいました.
壁面には薄いバルサシートを貼りました.
スチレンフォームボートとバルサ材で独特の質感となりました.
今回はレーザーカットで製作します.ほぼ同じ寸法で設計しました.
屋根には土台を入れてしっかりと固定できるようにしました.
屋根と建物本体です.
窓やドアをはめてみました.
入口に庇をつけました.
屋根はレッドブラウン,壁面は白,窓とドアはダルレッドで仕上げてみました.公園の案内所という設定です.
案内板を用意しました.
売店,守衛詰所,切符販売所などにも適した小ストラクチャーだと思います.
2024年6月22~23日に開催される吉祥寺鉄道模型アートマルシェにてキットで頒布できるように準備しています.
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