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併用軌道の組線路で囲われた情景セット [O-9mm]

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小道具を並べるだけで情景が楽しめる小レイアウトをいくつか制作してきましたが,今回はトミックスの路面電車用線路を利用した情景セットを考えてみました.
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OやHOスケールでNゲージの道床付き組線路を使う場合は枕木の間隔が狭すぎるのが難点です.そこでスケールフリーで使えそうなのが路面電車用組線路です.トミックスの路面電車用線路にはカーブの種類がいくつか用意されているのでそれらを組み合わせて変化のあるループにしました.線路を抽象的に扱うことでそのままでもいいのですが,土に埋もれた併用軌道のような感じにできないか考えてみました.
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路面を土っぽい少し粗目の表面にするためにストーン調スプレーの白を下地に吹き付けました.ただしレール面は路面からわずかに出ているだけなので厚くしすぎないよう,軽めに吹きます.そのあとタンを吹いて,好みの土っぽい色にしました.レールの部分は塗装後に磨きだしました.
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ループの内側に情景台をはめ込みます.路面の厚みは6ミリほどなので,3ミリ厚の発泡スチレンボードを2枚貼り合わせて整形しました.
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台の表面にはノッホ(Noch)がだしている砂利敷を表現したシート(scenic mat, stone gray)を貼りました.
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砂利シート(scenic mat)を貼り終えたところです.保管が長かったので一部日光に当たっていたところが変色していますが,土色に変化するのでちょうど良いです.
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砂利シート(シーナリーマット)は土台の発泡スチレンシートよりすこし大きめに切り出して貼っています.
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そうすることで,隙間なくきれいにはめ込むことができます.
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これで完成です,あとは何を並べるかです.
 
いままで奥岳(置くだけ)線で使ってきたシーナリー小物を取り出してみます.
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これはべニア板の切れ端の上に草のシートを載せ,樹木がはめられるようにしたものです.
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置いてみるとこんな感じです.
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こちらは発泡スチロールの土台にグラスマットを貼ったものでちょっとした丘になります.
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発泡スチロールの塊にシーナリープラスターを塗って造形した小山のユニットです.
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これらを適当に並べて情景を演出します.これらはNやHOなどスケールを問わず利用できます.
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路面はこんな感じです.O-9mmのレールカーをのせています.
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O-9mmの情景として樹木やジャンクをならべています.
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こちらはHO-9mmの情景でまとめた例です.
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こんなものも出てきたので並べてみました.
スケールを問わず手軽に9ミリ軌間の小型車輛の走行状態を確かめたり,ゆっくりと眺めたりしたいときや,集まりに持っていきたいときには大変便利な構成です.


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’32年型フォードクーペ ('32 Ford Coupe,1/25 AMT kit) [1/25 car model アメ車プラモ]

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AMTの1/25 Ford Coupeを組みました.
模型で比べるフォード車の歴史をブログでとりあげましたが,1932年型についてはこちらで述べています.
AMTが最新年式とは別に,年式を超えて注目されるモデルをトロフィーシリーズとして展開しましたが,その最初のモデルは1932年式のフォードロードスターで,1959年に発売されました.そしてその翌年にトロフィーシリーズの第2弾として発売されたのがこのクーペです.わたしは1966年にこの初期リリースのキットを組み立てました.
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その後もこのキットは人気で何回も再生産されています.今回組み立てたのはこの箱に入ったErtl傘下2005年のパッケージです.
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この段階までは接着剤なしのはめ合いだけで組みあがるのでずっとこのままで放置してきました.
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AMTは1963年にビクトリア(セダンとクーペの中間),1968年にフェートン(オープンフルシーター)のキットを出しています.これらはクーペのキットと比べて下回りのディテールアップがされています.ビクトリアの組み立てはしばらくお預けにして,フェートンをクーペの後につくる準備をすることにしました.ところでフェートンに付属していたインテリアはビクトリアと同じもので寸法が合いません.写真でフェートンとビクトリアのボディの手前に付属していたインテリアパーツを置いていますが,二つが同じものであることがわかります).
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1966年に入手したときのおそらく初版(左)と今回の説明書です.エンジンとホイール,タイヤはオプションパーツが入っていてカスタム仕様やフェンダーレスのホットロッドに仕上げることができます.
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古い説明書にはパーツリストがついています.ほとんど同じ内容が継承されています.このキットはストック(オリジナル)仕様で組むことにします.
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塗装を終えた状態です.ボディの色はマルーンにしました.リアサスペンション,排気管はシャーシーにモールドされたシンプルな構成で扱いやすいです.
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組立が完了しました. 
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エンジンはオリジナルのフラットヘッドV8を積んでいます.
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後発のフェートンのキットにはトロフィとエンジン台がついています.
どちらのキットにもエンジンは2基入っています.
左下はクーペキットについてくるカスタムエンジンでシボレーのV8です.右2基はフェートンに付属するエンジンで,上がクーペに積んだものと同じフラットヘッドV8,下はカスタム用フォードエンジンです.
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引き続いてフェートンに着手しようと思ったのですが,先に触れたようにインテリアが短いうえに形状が合いません.フェートン用のインテリアが間違って梱包されていたのですが,Webで調べたらこの時期のロットに見られたようです.下回りがビクトリアと同じなのでパッケージを間違えたのでしょう.仕方がありません.
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そこでインテリアパーツの利用はあきらめ,エヴァグリーンの1/4円柱材を内側の縁に貼って独自のインテリアを備えたホットロッドにすることにしました.さてどんな風に仕上げるか,現在模索中です.


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