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3連遊覧モーターカー [O-16.5mm (On30, O16.5)]

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アルモデルから発売されている北陸重機タイプモーターカーは立山砂防軌道で活躍するモーターカーがプロトタイプです.動力にパワートラックを使い,組みやすい設計になっています.最近は低速走行が安定しないパワートラックを使った動力車はつくっていないのですが,これを手にしたとき思い浮かんだのがテーマパークにありそうな遊覧列車でした.これならかなりのスピードでビュンビュン飛ばしても面白いのではないかと思えました.それにもう一つ,丸いヘッドライトの下に四角い蓋があるのですが,模型では丸いライトの部分は穴がなく,蓋がつくはずの四角い開口部を眺めているうちに近代型の四角いヘッドライトがふさわしいように見えてくるのでした.
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まず双方向に走れるように2台を対向につないでみましたが,これでは編成としては短すぎます.そこで中間車を入れた3両編成とすることにしましたが,中間車の製作にとりかかるまで5年以上放置してありました.
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これは中間車をつくって3両編成にしたときのテスト走行の風景です.片方の先頭車にだけパワートラックを使い,もう一つの先頭車はピボット軸受を入れて,中間車同様トレーラーにしたのですが,どうも走行が安定しません.そこで先頭車は双方ともパワートラックを入れました.中間車はアルモデルの南筑客車の軸受を外側に貼る形にしてみたのですが,どうも外側に出すぎてしまい,先頭車との下回りのバランスが悪いので,エコーモデルの客車用軸受に変えました.
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これがプラバンでつくった中間車で,先頭車とマッチングが取れるデザインにしています.
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端面にはキットで余った窓枠を使ってみました.車輪は米国型のHO用9.5ミリ径ピボットで,挽物のピボット軸受をキャスティングにいれています.
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塗装前の編成です.
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そしてこれが完成した編成ですが,塗装が大変でした.今回はじめて水性アクリル塗料のエアブラシを試してみることにしたのです.最近の海外の雑誌を見ているとアマチュアはほとんど水性アクリルを使っているようにも見えます.そこで選んだのはタミヤのフラットブルーXF8と明灰白色XF12の2色です.エアブラシの調合ですが,水性アクリル塗料は希薄しなくても良いそうなので,乾燥時間を長引かせないためにそのまま使ってみました.
プラ板の中間車の吹き付けは問題ないのですが,毎回苦労するのが真鍮車輛です.車体は十分洗浄し,プライマーとしてミッチャクロンの缶スプレーを使用.そして明灰白色をエアブラシ,マスキングをしてフラットブルーのエアブラシという段取りで塗装しました.フラット水性アクリル塗料の特徴なのか艶消しが効きすぎています.そして最悪なことに爪を立てるだけで簡単に剥げてしまいました.水性塗料としての下地処理がまだ甘かったようで,随所に筆によるタッチアップを施しました.そのあとゴムサッシの黒入れをしました,黒入れは油性マーカーのマッキーが使いやすいようです.
作業をしているうちにさらに角の塗装が剥げてきてタッチアップを繰り返す有様です.艶消しもききすぎているので,最後に缶スプレーの半光沢トップコートを吹き付けて保護することにしました.こんなことなら艶ありで塗装した後,艶消しトップコートをかけたほうが良かったのかもしれません.
結果としては随所に補修塗装を施すことになり,すっきりとした仕上がりにはなりませんでした.さらに縁が剥げてくるようなら早々にウェザリングを施す予定です.窓ガラスを貼った後はヘッドライトを入れて完成としました.
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パワートラックはアルモデルのものを使いました.
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点検口の四角いところをヘッドライトにしました.
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ワンボックス軽自動車ぐらいの小さな車体です.
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遊覧モーターカーとして蒸機列車がお休みのときの観光客向けに活躍してもらう予定です.
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簡単な内装を施し人形を載せた方がいいかもしれません.


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