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Polaの鉱山用ストラクチャーキット [HO-9mm]

【Karat Creek Mining Co.のプラストラクチャー】
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屋根裏の収納スペースを整理していて,奥にしまわれていたレイアウトを引っ張り出してみました.鉄道模型趣味誌1995年12月号(TMS 606)に掲載されたHO-9㎜のレイアウトKarat Creek Mining Co.(からくり鉱業)です.レイアウトとしては初めての投稿作品で,他にはふたつHO-9㎜のレイアウトを残しています.
サイズは465x846㎜でシノハラの組線路を主に使った待避線と側線がある構成です.曲線半径は150㎜,ポイントの分岐半径は200㎜.パネルは厚さ15㎜の合板で,全体を脚で浮かせて谷をティンバートレッスルで渡る構成になっています.
このレイアウトではPolaの鉱山ストラクチャーキットを多数利用しており,今でも手に入る定番のものばかりです.そこで今回はこれらのストラクチャーキットのことをまとめてみました. 
 
【Polaの鉱山ストラクチャー】
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▲レイアウトの鉱山の部分でPOLAのNスケールのストラクチャーを3点使っています.右側は二つのキット,Old Gravel PlantとOld Quarryを組み合わせたものでシュートは実際に動作します.山を隔てて.Old Coal Mineがあります.
 
これらのキットは特に好きなので未組立のものを確保しています.POLAは現在Fallerに組み込まれて入手できますが,Model Powerブランドで米国で販売されているものも入手しやすいです.
 
【N Old Gravel Plant】
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▲NスケールのOld Gravel Plantです.POLAはFallerに吸収されたのでこれは現在のパッケージです.
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▲レイアウトでは加工してホッパーを可動にしていますが,本来は3連のダミーです. 
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▲POLA,FallerそしてModel Powerの組み立て説明書です.
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▲この木造ホッパーの形は特に好きでOスケールの自作でも形の参考にしています.右はプラ板製の可動ホッパーでなべトロの積み下ろしに利用しているもの,左側はバルサ製でレイアウトに組み込まれたものです.
 
【N Old Quarry and Ballast Works / Coal Depot】
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▲小屋上からシュートする建物です,手持ちの未組立はModel Powerブランドで,こちらではBlue Coal Depotとなっています.
 
次に述べるようにHOスケールのもありますが,Nスケールがナローゲージによく合います.しかしこれは私のアイデアではありません.TMSに掲載された中尾豊氏のレイアウトプランにそれらしいイラストがあるのです(ナローゲージモデリングp141,機芸出版社).
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▲POLA(左)とModel Power(右)の説明書を並べてみました.
 
【HO Old Quarry and Ballast Works / Coal Depot】
このキットはHO版があり,こちらのほうが原型だと思います.
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▲左側はQuick,右はModel Powerの説明書です.
 
Quickは後にPOLAに引き継がれました.最初に手にしたのはQuickのキットでしたが,これには電磁石がついており,実際にバラストを落とせるようになっています.後のPOLAでも電磁石が別売りされていた時期があります.さて,Quickのキットのディテールはお粗末なものでした,木目の筋は浮き上がっていて,屋根も雑なつくりで見劣りしたので廃棄してしまいました.POLAになって現在のディテールになりました.
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▲このHOキットはサンセットマウンテン鉄道(鉄道模型趣味2006年4月号,TMS751)に配置しています.
 
【HO Old Coal Mine】
線路をまたぐ炭鉱設備のキットですがHOの方から紹介します.
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▲Model Powerのパッケージです.
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▲最近Fallerのパッケージが登場しました.
 
手元にはFallerとModel Powerのものがありますが,もちろん中身は同じです.このキットですが,Jack Work氏がModel Railroader誌1959年10月号から連載した自作記事がプロトタイプということです.ですからドイツ製とはいえ,もともと輸出向けだったのでしょうか?そういえばPOLAの古いカタログには載っていません.日本型のHOレイアウトでも雑誌等で活用されている様子をよく見てきました.下部は本線とし,上の建物の中になべトロの編成を通すのに向いたサイズです.まだ組み立てたことはありません.
 
【N Old Coal Mine】
これもNスケール版があるので,からくり鉱業で使ったのはこのサイズです.
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▲Model Powerのパッケージです.
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▲Old Coal Mineのキットは短縮して使いました.ただし,HOスケールとしては少し屋根が低いように思えたので,かさ上げして利用しました.
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▲3つのキットを組み合わせて,このシーンができました.
 
【機関庫】
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▲鉱山用に限定したものではありませんが,レイアウトにはナローのクリッター用に広く利用されている機関庫を設置しました.前述の中尾氏のプランにもそれらしいものが描かれています.
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▲キットは機関庫というより,このようなHOのハンドカーと周辺設備からなる構成Trackside Maintenanceで出回っていることが多いです.
 
ストラクチャーキットには様々な使い方や配置を考える楽しみがあります.今回紹介したキットはときどきレイアウトで見かけることがあり,使い方や配置の個性ににんまりとしてしまいます.

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