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碓氷峠の鉄道散策 Walking around Usui Pass Railway Heritage [railway visit]

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家族でたまに軽井沢一泊という小旅行に出かけていますが、これまで碓氷峠の鉄道文化むらは素通りでした。今回文化むらの2ftゲージ遊覧軌道あぷとくんで走らせていた蒸機が復活したというので、立ち寄ってみることにしました。予習不足だったので鉄道関連の設備やアトラクションの名前に混乱しました。
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これらの切符、赤いのは隣接する横川駅の入場券で他の3枚が文化むら関連です。アトラクションの名称は混乱します。入場の際に予約する“トロッコ往復”というのは廃線となった碓氷線の部分を利用して運行される遊覧列車で、愛称は”シェルパくん”。“あぷとくん”というのが2ft軌道のループ線でこちらは園内で切符を求めます。
 
【鉄道文化むら あぷとくん】
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あぷとくんとは文化むらの外周に沿って周回する2ftゲージの鉄道です。乗り場は奥にあります。蒸機が出発の準備をしていました。
この蒸機は文化むら開業に合わせて1998年に英国のWinson Engineeringで製造された車両でGreen Breezeの愛称がついていますが、一般にはSLあぷとくんと呼ばれています。修繕が必要で、しばらく運休していましたが、修繕費をクラウドファンディングで募り、少し前に無事復帰しました。
Winson Engineeringは80年代にPorthmadogで開業した新しい会社で、ウェールズのナロー蒸機の修復や蒸機の製造を手掛けていました。現在活動はしていないようです。
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3両編成の客車の内部です。
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出発です。ところで、アトラクションの一つ“ミニSL”は別物で柵の右側に線路が見えますが、またがって乗るいわゆるライブスチーム列車です。
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入口側にあるアーチの上を走ります。
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こちらは主に平日に運行されるDLあぷとくん、1998年に北陸重機工業でつくられた内燃機でアプト式の初代電機であるEC40を模しています。良い形をしていますね。模型にしたいです。
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蒸機の運転席です。
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トロッコ列車が走る本線と並走する部分です。
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アーチ橋の手前の築堤を走ります。
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趣深い機回し用のターンテーブルがありました。模型にしたいです。
 
【鉄道文化むらトロッコ列車】
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文化むら入口で切符予約が必要なトロッコ列車の愛称は“シェルパくん”、廃線となった信越本線の峠線の一部を利用して、公園を出発して峠の湯駅まで約2.6㎞を往復します。オープンと密閉の2両の客車をけん引します。
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先代は2軸のディーゼル機だったようですが、当日の牽引機はボギー車両でした。やたらにデッキが広いのが印象的でアメリカの古い作業用木造電機などを思い出させてくれます。塗装もなかなかいいですね。こちらにデータがあります。
模型レイアウトに配備してもよさそうです。
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中間駅が一つあり、旧丸山変電所の前にとまります。
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左に分岐しているのが峠の湯駅の方向です。
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折り返しとなる峠の湯駅です。
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もう一つ、大事なアトラクションとしてEF63 の体験運転というのがあり、この1両はトロッコ線上を往復していました。こちらはかなり前からの予約が必要なようです。
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碓氷峠鉄道文化むらは国鉄型の車両や模型のレイアウト展示、鉄道遊具も充実しています。本来見るべき車両展示は猛暑と時間の都合で外しました。またあらためて訪ねたいと思います。
 
【横川駅】
文化むらに着いたころ、隣接する横川駅がにぎわっている様子。D51 が牽くSLぐんま号が到着していました。横川駅での折り返しだったのですね。全然調べていませんでした。高崎との往復で10:49 到着14:15出発でちょうど到着直後で駅は賑わっていました。
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信越本線はここ横川で切断。路上に残った線路は鉄道文化むらへと続いています。
 
【碓氷峠第3橋梁】
続いて“めがね橋”と呼ばれている旧線址に残されている碓氷峠第3橋梁に向かいました。こちらは2回目の訪問となります。1893年に完成した4連アーチ橋です。アプト式路線が廃止される1963年まで補修を経て使用され、現在は旧路線址が遊歩道になっており、トンネル散策を満喫することができます。
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 いつ見ても壮観です。
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トンネルポータルは石積やレンガ積みがあり、詳細に観察することができます。
トンネル内は涼しいですが、外はかなり暑い日で、家族との散策は少しだけにして軽井沢に向かいました。


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