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ウェールズ・ナローゲージ探訪(15)ブレナヴォンの石炭博物館 [railway visit]

10日目(2017.7.29土)はブレナヴォンの石炭博物館を訪ねました. 


ウェールズ最後の二日間はCardiff(カーディフ)に泊まりました.予定していたナローゲージの訪問日程を終えたので10日目は産業遺跡を訪ねることにしました.カーディフは石炭の搬出で栄えた港町で,その山側に広がるブレコン・ビーコンズ国立公園の東端に位置するのが,Blaenavon(ブレナヴォン)の石炭鉱業の産業遺産で,世界遺産に登録されています.今回はその中心にあるBig Pit National Coal Museum(ビッグピット国立石炭博物館)を訪ねることにしました.まずCardiffからEbbw Vale Town行きのローカル線に乗り,バスの乗り継ぎで現地に向かいます.

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▲Cardiffを中心に鉄道網が充実しています.

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▲予備日程だったので前日慌てて行程を調べています.

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▲Cardiff駅でEbbw Vale Town行きの列車が停まっています.この車両の下を覗くと2軸車のようです.反対側のホームとはアプローチが別のようなので台車を含めた写真に収めることはできませんでした.本線車輛は全くの知識不足,予習不足でした.

編成は2軸車2輌とボギー車2輌の4輌になっていて,せっかくなら2軸に乗ろうとドアがあくのを待っていたら車掌からボギー車の方に乗るように指示されました.どうやら土曜日の朝は乗客がほとんどいなくて非貫通なので2軸車の方は閉めた状態で走らせるようです.

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▲Llanhilethで下車.そこからバスに乗り換えて終点のBrynmawr下車.さらにバスを乗り換えて目的地のBig Pit National Coal Museumに着きました.何やらホーンビーのカタログで見るようなBタンクが2輌見えます.

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▲Andrew BarclayのNora No.5です.ナローの機関車ばかりみていると,標準機の機関車は腰高ですね.

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▲こちらはHudswell Clarkeの機関車.コネクティングロッドはついていません.


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▲入口に発券機がありましたが,有料なのは駐車場で Museumは入場無料です.

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▲マインシャフトの櫓,手前は巻き上げ機の棟です.

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▲坑道ツアーに参加しました.ここで手荷物を預け,ランプやヘルメットなどを装着します.左にあるのがシャフトのエレベータで地下におりますが,地下の撮影は禁止です.ここでは馬を使っていた時代の削掘方法や炭鉱労働者の過酷な生活環境が語られます.中学生ぐらいの社会見学の団体も多数訪れていました.

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▲鉱車をひっくり返して積み荷を落とす回転式のダンパーです. 

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▲鉱車が並んでいます.

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▲マインヘッドの脇の通路にも鉱車が転がっています.

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▲標準軌の古い貨車もあります.

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▲構内用機関車と人車が展示されています.

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▲鍛冶の設備です.

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▲坑内の空調設備が丘の上にあります.この辺りにはほかにも炭鉱労働者に必要な食堂やシャワールームなどの設備が展示されていました.

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▲丘の上は設備の残骸が転がっています.大きな歯車を見つけました.

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▲エレベータのかごがあります.

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▲この錆びたタンクには水が貯められていました.

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▲これは坑内用機関車の残骸のようです.

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▲水槽のバランスにより鉱車を上下するマインシャフトが移設されていました.

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▲火薬小屋付近からシャフトを見下ろします.

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▲そして博物館の下には標準軌の鉄道駅Big Pit Haltが見えるのですが,今回はここの探索までは手がまわりませんでした.Pontypool and Blaenavon Railwayとして過去の路線の一部を活用した保存鉄道で2011年にこの駅までの路線が開通しています.


こうして最後の訪問を終え,バスを乗り継いでNewportに向かいました.予約したNewport 15:40発のロンドンパディントン行きのGreat Western Railwayの列車にのり,ロンドンに向かいました.この路線は先日日立製の車輛が導入されたことがニュースになっていました.

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▲ロンドンパディントンに到着しました.翌日はヒースローから帰国の途につきました.


もう一回最後のまとめを載せて今回の旅のブログを終えることにいたします.



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