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ウェールズ・ナローゲージ探訪(16)旅を終えて [railway visit]

旅を終えてのまとめと感想です.
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【参考サイト】
ウェールズのナローゲージ鉄道を訪問するにあたって参考にしたサイトをあげておきます.まずウェールズ地方のナローゲージの広報活動であるGreat Little Trains of Walesの項目がwikiにあります.
ここからそれぞれの鉄道の詳細を調べておくことができます. 
こちらは加盟団体のサイトで全体の紹介冊子とそれぞれの鉄道のパンフレットをPDFで入手することができます.どの路線も夏場はほぼ休みなしで運行しているので計画が立てやすく助かりました.
こちらも関連サイトです.
加盟しているのは11路線で,すべて訪ねることを目標にしましたが12-1/4in(311㎜)ゲージのミニ鉄道Fairbourne Railwayには寄れませんでした.またSnowdon Mountain Railwayは悪天候のため乗車体験はできませんでした.
現地のローカル線Arriva Trains Wales と共同で“鉄道で旅しよう”というキャンペーンになっており,これに刺激されて計画したわけです.時刻表はPDFで取れますが,分冊になっているので見るのには苦労しました.ナローゲージの多くが鉄道線でつながっているわけではないのでバスを利用することになります.ローカル線も全域を網羅しているわけではないので,それを補完しているのが郊外バス網です
それ以外は地域のバスを利用しました.
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【旅を終えて】
レンタカーを使えば宿の移動なしで回れそうな範囲に,たくさんの数の保存・観光鉄道があるのが驚きです,あちこちで古い蒸機が稼働していましたが,ゲージが同じというわけでもないので融通しあうのは限界があります.各路線で独自に整備しているわけですから人材の確保も大変だと思います.豊富な英国の産業遺産に紛れて,オーストリアやアメリカなどの海外からきた車輛が活躍しているのも面白いです.また復興といっても湖畔の3か所の鉄道のように標準軌の廃線跡を利用して新たに敷設されたところや,アプローチ改善のための路線が新設で延長された鉄道もあり,観光と保存活動をうまく結びつけています. 
この加盟路線以外にはCorris Railwayに寄りたかったのですが,週末だけの限定運行だったので断念しました.またウェールズから少し南下すればLynton & Barnstaple Railwayもあります.まだまだ訪れたいところがたくさんあります.
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▲どこの売店でもたくさんの鉄道書が並べられていましたが,荷物になるので購入したものはわずかです.パンフレットと公式ガイドブックだけは揃えることにしました.左下にあるスレート博物館のガイドブックは英語版が品切れだったのでウェールズ語版を購入して写真を楽しんでいます.
DSCF7486m.JPG DSCF7486m
▲さてGreat Little Trains of Walesは割引になるカードがあるのでこれを事前に手に入れました.
DSCF7487m.JPG DSCF7487m
▲これがカードの記録です.加盟は11路線のはずですが,Fairbourne Railwayはリストにありません.はじめに訪れたSnowdon Mountain Railwayではこのカードが売られていませんでしたので入手したのはそのあとに訪れたLlanberisでした.もしはじめから持っていればSnowdonの欄も記載されたはずですが,結局悪天候による運休で払い戻しとなったのでこの空欄にも意味があるわけです.つまり貫徹で何かいただけるスタンプカードなら残念な結果ですが,これは割引カードなので来年の7月までに行けば適用可能なわけです(笑).最後のBrecon Mountain Railwayの受付で見せたところ,ほとんど回り切ったカードは初めて見たと驚かれました.
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【模型のこと】
DSCF7092m.JPG DSCF7092
▲今回の買い物はほとんどありません.日本でも入手できるのですが,かさばらない線路関係のものを補充用に購入しただけです.そこでちょっと手持ちの英国ものを出してみました.
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▲こちらはOナローの内燃機です(TMS697号,2002年6月号掲載).左上のKoppel RL1C(Nonneminstre Models)だけはドイツものですが,WHHRにありました.時計まわりにRuston & Hornsby 44/48HP (Wrightlines)
,Hudson-Hunslet 25HP (Nonneminstre Models),そしてSimplex 5ton (Wrightlines)です.同様の実物をみることができたので愛着が沸いてきます
PB230014m.JPG  PB230014m
▲同じ時期に製作した蒸機のメタルキット(こちらもTMS697号に掲載)は部品がとれて補修が必要です.現地で接したKerr Stuartの蒸機とDe Wintonの縦釜(いずれもWrightlines)です.
蒸機黎明期に活躍したDe Wintonですが,最初に訪問したCaernarfonに存在した会社(1854-1901)で,Welsh Highland Railwayの出発駅の前に建物が存在していたことを後から知り,確認しなかったのが残念です.
PB230016m.JPG  PB230016m
▲こちらはずっと作らずにおいてあったキットです.OナローのHunslet Alice Class (
Agenoria Models,いただきものです)は随所で活躍していたオープン機なのでそろそろ手をつけたいところです.手前はOO9のFletcher Jennings “Talyllyn”(Meridian Models)で適当な動力を探す必要があります.
ただし,模型趣味の観点からいえば,この際英国型にも力を入れたいというよりも,ナローゲージの形態は多様で千差万別であることを再確認できたことで,フリーランスのイメージがさらに膨らむ方向にあります.
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以上でひとまず探訪記を終わります.連載にお付き合いいただき,ありがとうございました.


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