再びウェールズへ(7)鉱山用蒸機の宝庫 [railway visit]
【Bala Lake Railway】
フェアボーン鉄道を後にして,次は内陸にあるベラ湖畔鉄道の起点Llanuwchllyn(スランイウフスリン)に向かいました.こちらは597㎜などの変則ゲージではなく,産業用の標準機2ft(610㎜)ゲージです.ハンスレの鉱山用蒸機が集まっていて現役で活躍しています.
(前回の訪問記はこちらです:2017-10-25)
▲到着すると出発列車が待機していました.当日の牽引は赤いGeorge B (Hunslet #680, 1898年製).昨年レストアされたばかりです.出発前に車庫を案内してくれることになりました.
▲Maid Marian (Hunslet #822, 1903年製)は整備中のようでタンクがはずされていました.
▲Alice (Hunslet #780, 1902年製)はいつでも出動できそうです.
▲昨年,車のミニとトラクターが置かれていた場所には妻板のようなものが置かれていて作業中の模型のようです.
▲昨年活躍していたWinifred (Hunslet #364, 1885)は車庫に入口にいました.その他のハンスレ機は客車の車庫のほうに入れてあり,順番に写真に収めることができました.
▲Holy War (Hunslet #779, 1902年製)です.
以上,動態で保存されている鉱山用ハンスレ機5台をすべて確認することができました.5台中3台がオープンキャブです.
▲もう一台の蒸機はPeckett 製の0-6-0,Triassic (#1270, 1911年製)です.FRのボストンロッジにも貸し出されたことがあり,個人コレクションの博物館として知られるStatford Barn Railwayにも車庫が手狭な時期に移されていたようです.ハンスレ機と比較するとサドルタンクの形状が半円なのがなじみやすく,模型でほしい一台です.
▲Ruston & Hornbyの内燃機,Lady Madcapです.名前が愉快です.
▲さてGeorge Bの牽引で湖畔にそってBalaまでを往復します.終点で機回し中
▲折り返しの準備が整いました.
▲湖畔を往復しました.
Sさんのビデオクリップはこちらです:https://twitter.com/sugaharu58105/status/1005034251572531200
タリスリン鉄道と同様,こちらの蒸機たちも絵本になってキャラクター化されています:
それにしても絵本サイトにしてはURL名にびっくりします!
もう少しゆっくりしてもよかったのですが,訪問時は時々雨が降るあいにくの天気.最終日に予定していたレイドール渓谷鉄道の訪問が時間的にきびしいことがわかり,せめて走行風景を追いかけようと,向かいました.
【Vale of Rheidol Railway】
(前回の訪問記はこちらです:2017-11-05)
レイドール渓谷鉄道(Vale of Rheidol Railway, VoRR)はこの日2往復の運行で,17:15にアベリストウィス(Aberystwyth)に帰ってくる列車なら間に合うというTさんの提案で一駅手前のCapel Bangorを目指しました.
▲横の黒いラインがVoRRの路線で,ローカル線とAberystwyth に向かって並行しています.Capel Bangorは地図右の赤丸のあたりです.
▲列車がCapel Bangorに入ってきました.渓谷から戻る列車は脇にはりだしたキャブ側が進行方向になるので正面方向から見ると武骨な表情です.
▲駅に停車中です.
▲そのあと列車のあとを追ってアベリストウィスに向かいました.国鉄併合時代があったからか機関庫などの設備が立派で大きいです.
▲アベリストウィスは前回3泊したところ.ローカル線の列車も到着していました.
▲一日の仕事を終え,間もなく車庫に収納されます.
このあと宿泊先のMachynllethに向かいました.
2018-06-12 20:54
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