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ジャンクモールドを仕上げる:Abandoned steam winch [O-scale structures]

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廃棄されたロギング用と思しきスティームウィンチです。二本の切り株の間に放置されています。
捨てられた機械類のシーンは密度が濃くそれなりに部品を集めなければならず自作するのは簡単ではありません。そこでジャンクモールドが用意されていて、実感的なシーンを簡単に演出することできます。HOではWoodland Scenicsのメタルキットにはジャンクモールドが豊富に入っていてよく利用します。Oスケールだとレジンモールドがあり、気に入っているのがこのRusty Railの製品です。
 
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これは8年ほど前に新額堂さんで入手して仕上げたものです。既にレイアウトに組み込んだものもありますが、大半はその都度置いて使っています。
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棚もこのような感じで使いこなした味わいがでています。
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モールドはこのようなレジンで、組立てる部分はなく、塗装して仕上げることになります。いわば立体塗り絵です。
  
この度、また仕上げてみたくなり、ストラクチャーキットを含む数点をRusty Railに直接注文しました。その中の一つ、スティームウィンチのジャンク(Old abandoned steam two drum winch)を早速仕上げましたので、手順を書いておくことにします。
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まずは洗浄したあと、プライマーとしてミッチャクロンのクリアスプレーを軽く吹きました。前回はこのようなプライマーを吹いた覚えはなく、入り組んだところには手が届かず剥離を気にすることもないので、省略してもよいかと思います。
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そのあとスプレー塗料を使って塗装します。ベースとなるのはグレーで、サーフェーサーでも塗料でもいいと思います。これを一様に覆ったあと、Mr. Colorのウッドブラウンをグレーの部分を不規則に残して変化をつけながら吹きました。このウッドブラウンが錆びの下地色になっています。黒もアクセントに少し吹いています。
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吹き付けが終わったら筆でアクセントをつけます。まず墨汁のX20A割を溝や隙間に流し込みます。そのあと錆び色のウェザリングパウダー(BragdonのLight Brown)を筆や綿棒、指ですり込みました。
そしてチェーンやギア、ボルト頭を部分的にエナメルの銀で軽くドライブラシしました。
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最後に地面となる部分にシーナリーボンドの水溶液を塗り、土や雑草となるターフ(Wooodland ScenicsのBlendとGreen)を固着させました。これで仕上がりです。
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運転盤に置いて様々な角度から眺めてみました。往時の伐採作業が偲ばれます。モールドには何も手を加えていませんので立体塗り絵を楽しんだということになります。
 
実際に放置されたジャンクはチェーンなども同様にさび色に変化していて、そこだけ銀色ということはないのですが、想像の世界ではアクセントになっていいのではないかと思います。
 


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