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3Dプリントのエアロコ,鉱車など [O-9mm]

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最近組んだキットを取り上げています.
【トーマモデルワークス:エアロコATLAS-mini】
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光造形による3Dプリントキットを展開しているトーマモデルワークスからO-9mmのキットが発売されました.タンクを中央に備えた圧縮空気機関車(エアーロコ)です.プロトタイプはATLAS製ですが,鉱山用内燃機を製造してきた米国のATLAS社ではなく,スウェーデンのメーカーらしいです.キットは9㎜ゲージ(On18)のほか,10.5㎜ゲージ(On20)も用意されています.
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最近の光造形プリントに見られる精密な造形でフレーム,タンク,計器類が主要なモールドで分かれていますが組立は簡単です.
積層痕をやすりで滑らかにすると説明書に書かれているので,スポンジやすりを軽くかけてみましたが,何もしなくてもほとんど気にならないでしょう.
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プラモデル用のサーフェイサーを吹いた後,スプレー缶の黄色と赤2号を塗装しました.つや消しスプレーをかけた後にパウダーによるウェザリングを施しています.
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メーカー文字“ATLAS”を吹き付けるステンシルが付属していますが,手製デカールの中からリベット帯の間隔に収まるものを探したら漢字でした! 
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機関車の圧縮空気を満タンにするにはどのような装置を使うといいのでしょうか?Snap-onの自動車整備用コンプレッサーがあったので用意してみました!
 
【城東電軌:木造鉱車】
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このエアロコが牽いているのが城東電軌の木造鉱車です.小規模な鉱山の軌道で使われていたサイズです.
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これは3Dプリントではなく,ホワイトメタルとエッチングのパーツによる構成です.瞬間接着剤で組みました.
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トビカ黒染めスプレーで下地処理をしたうえで,ウッドブラウンを吹いて,ウェザリングを施しました.
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【ペアーハンズ:箱型鉱車】
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城東電軌の鉱車とならんでいる背の高いほうはペアーハンズの炭車です.
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台湾の基隆炭鉱の鉱車を9ミリゲージにしたものです.車体はすべてエッチング板で構成しています.城東電軌の鉱車は軸受けメタルで車輪を支えていましたが.こちらは車軸を支える方式で軸箱はダミーです.隙間があるのでプロトタイプを志向する方は改軌できます.
 
【ウサギミック:グランビー鉱車】
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エアロコのような精密な3Dプリント製品がある一方で独自の味わいを追求しているのがウサギミックの3Dプリントです.ガスロコASHに牽かれているのはなべが自動転倒するグランビー鉱車です.ウサギミックは独特のフォルムで3Dプリントの作品を出していますが,このグランビー鉱車はその中の一つです.HOサイズが基準で, Oスケール用ではありませんが,HOにしては少し大振りなのでOスケールとしてみてもそれほどの違和感はないでしょう.
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独特の粉を吹いたような仕上がりで,リンゴやろうそくが石になっているマグリットの絵を思い出しました.錆や泥がこびりついた鉱車の表現としては良い感じを出しています.ナイロン樹脂らしく,可動部分のはめ合いはちょうど良い具合で,折れたりすることもなさそうです.なべが転倒するときの重心を支えるために(ミニ4駆用)ウェイトを台車に仕込んでおきます.
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転倒装置(ダンプガイド)はNゲージの組線路にはまる設計になっています.その上を補助輪が乗り上げるとなべが傾きます.簡単な調整だけで円滑に稼働するのが驚きです.転倒装置+2輌のセットと3輌セットの合計5輌を揃えました. 
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素地のまま,ウェザリングパウダーを擦り込むました.簡単に使い古された実感的な仕上がりが得られました.
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転倒装置を円周の組線路に設置すると,5両の鉱車が順に転倒・復帰を繰り返しながら走行する姿を楽しむことができます.
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転倒装置はレイアウトに組み込んでいませんが,手軽な走行を楽しんでいます.


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