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模型で比べるフォード(6)’41-’49年型 戦時を経て側面が平らな箱型へ [car model]

【戦中型の1941年から48年まで】
1941年にモデルチェンジした後は第2次世界大戦に突入したため自動車メーカーは軍需工場となります.そのため1948年までの8年間は大規模なモデルチェンジが滞ります.この年代の模型は少ないのですが,比較的最近になりAMTとRevellからこの時代の始まりと終わりを担うウッディーワゴンが登場しました.またタミヤから米陸軍のスタッフカーが出ています.
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1/25モデルはAMTの’41 Woody (足回りがホットロッド仕様)とRevellの’48 Woodyです.手前の1/48モデルはタミヤのミリタリーキットU.S. Army Staff Carです.どこにもFordと書かれていませんが,1942年モデルです.
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AMTの’41年型(グレー)とRevellの’48年型(白)を比べるとほとんど同じボディだということがわかります.
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タミヤの’42年型です.’41では分散していたフロントグリルがこの時代から横に広がったデザインになったことが解ります. 地味な4ドアセダンはOスケールレイアウトにおいて1950年代前半までを演出するのに重宝すると思います.
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Woody wagonの比較です.‘28(A型),’41,’48を並べました.
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’48 woodyはHot Wheelsにもあります.これは通常のシリーズよりもはるかに精密な1/64モデルでエンジンも付いています.
 
【足回り一新,箱型になった1949年モデル】
ようやく戦後型の登場です.’49モデルのボディはshoeboxと呼ばれる側面に凹凸がない箱型に一新されました.セダンではノッチバック(3ボックス)とよばれるスタイルになります.外観だけではなくシャーシーも一新され,横置き板バネだったサスペンションが独立懸架に変わりました.エンジンはフラットヘッドのままです.
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AMTの1/25キットは2 door coupeです.これが市販仕様です.
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箱絵のトップはカスタムロッドです.このAMTのキットは初版が1962年に登場して以来今も復刻版が入手できます.
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すっきりとしたボディです.この車体は1952年型まで3年間続きます.
 
【比較】
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’40 (Sedan delivery), ’41 (Woody), ’48 (Woody), ’49 (Coupe)と並べてみました.フロントグリルが横に広がり,フェンダーとボンネットが一体化していく変化がわかります.
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クーペスタイルをAMTの1/25モデルで比較します.左から’25 (Model T), ’32, ’40, ‘49です.
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この四半世紀のあいだ,車体の変化には目を見張るものがあります.
 
次は50年代に入ります.


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