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模型で比べるフォード(5) '37-'40年型 流線形の時代' [car model]

1937年から1940年にかけてはフェンダーの曲線が強調され,ヘッドライトがフェンダーに埋め込まれました.その少し前,Chrysler Airflow(1934-37)という流線形の先駆けのようなモデルが登場し,流線形が流行った時代です.フォードとしてはグレードの多様化のため1938年にマーキュリーがリンカーンとの間を埋めるブランドとして登場しています.

 

【ダイキャストモデル】

まずは1/43モデルです.

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左が’37年形Cabriolet(この辺りからroadsterとは呼ばないようです)のホットロッド仕様でRoad Signatureの製品.右が’40年型Woody WagonでErtlの製品です.

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Hot Wheelでもたくさん出ていて左の2台は同じ’37 Custom Woody,右は’40 Woody Wagon.

 

【1937年型プラキット】

’37年型はなぜか1/25はなく,Monogramの1/24キットが多様なパッケージで出ています.ただし,どれも足回りはホットロッド仕様です.ヘッドライトカバーがフェンダーの曲面に合わせた変形になっているので前衛的な印象を受けます.

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これはペーパーモデルのドライヴインがついたセダンのキットです.

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1/24よりさらに大きいのではないかと思えるほどモデルのサイズが違います.

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さて一歩遅れたデザインとなるピックアップはRevellから1/25キットが出ています.まだヘッドライトがフェンダーから独立した旧式のスタイルです.キットは比較的新しいモールドでAMTに近い構造です.

 

【1940年型プラキット】

‘40年型は’32年型と同じように’60年代初頭からAMTで製品化されており,1/25では広く知られています.クーペ,セダン,パネルワゴンがあり,現在も継続的に再販されているロングランキットです.

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上は平べったい箱で再販された’40 Coupe,下は’40 Sedan Deliveryです.この’40のボディデザインは’39からですが,’40でヘッドライトがシールドビームになりました.

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’40 Sedan Deliveryと’40 Coupeのボディ比較です.クーペの方は初版を組んだことがあります.

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Monogramの1/24 Custom Pickupです.この年はピックアップのデザインが乗用車に追いついて同じデザインになっています.1/25キットと並べるとやはり大きいです.

 

【比較】

Monogramのキットはサイズが異なるので除外し,AMTのキットだけで車体比較をします.

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クーペボディは左から’32, ’34, ’36, ’40.年型.

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ピックアップボディは左から’28(A), ’34, 37年型です.

 

次は’41~’48を取り上げます.




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