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模型で比べるフォード(8) ’50-‘56 Fシリーズのピックアップトラック [car model]

それまで乗用車と同じシャーシに荷台を載せていた小型ピックアップは戦後の1948年に独立した車種となります.それがFシリーズで,模型で紹介するのはその中でも一番軽量な1/2トンのピックアップトラックです.
Wikiの分類に従うとFシリーズ第1世代(1948-52)と第2世代(1953-56)のモデルです.1957年からは箱型の近代的にスタイルに生まれ変わっています.1953年型はMidnight Pumpkinの名でタミヤがラジコンカーやミニ四駆を出しているのでなじみがあるかもしれません.
 
【1/43モデル】
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左が第1世代の1948年型F-1,右が第2世代の1953年型F-100です.どちらもRoad Signature(Yat Ming)のモデルです.
 
【1/25の3台】
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1/25キットです.上が1980年型F-1(Monogram,ただしRevell合併後の新しいキットで現在はRevell名),左下が1953年型F-100(AMT),右下が1956年型F-100(Revell)です.
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3台のボディを並べてみます.左から青いのが1950年型F-1(Revell/Monogram),ライトグレーの 1953年型F-100(AMT),そして赤い 1956年型F-100(Revell)です.‘53(グレー)と’56(赤)の違いですが,最終年度の’56はフロントウィンドウが立って,横に回り込んでいるのがわかります.
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50年代の乗用車はすでに箱型に進化していますが,トラックはフェンダーが飛び出した旧態依然のスタイルです.
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外寸は同じですが,キャビンが大きくなっていきます.
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大きな箱に入った’50 Revell/Monogramキットは新しい製品で組みやすいと思います.新しいパッケージはカスタムオプション付きになっています.
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AMTの’53は1964年に発売され,度々再販される名キットで,初版を組んでいます.Service Truckのオプションがあり,工具やボンベ類が入っているのがうれしいです.
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このようなカスタムフロント仕立てもいいです.
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赤の’56 Revellキットはモールドがちょっと古く難物です.ドアが開閉し,下回りは部品が細かく分かれています.一番の難題は湾曲したフロントガラスを外からはめる構造になっていることで,なんらかの工夫が必要です.その昔友人が苦労して組んだのを覚えています.
 
【新車と同時発売の1/48キット】
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さてこちらはなんと1955年が初版らしいRevell製品の復刻版で,スケールは1/48です.説明書にNew Ford Pickup Truckと書かれています.フロントグラスの形状から’56型なので,新車と同時発売のキットですよね.おどろきです.メッキパーツや窓ガラスのクリアパーツはありませんが,バイクや人形,さらに工事用のモルタルを撹拌するトレーまで入っています.
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味わいのあるモデルです.Oスケールのアクセサリとして使っています.
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下回りも結構細かくエンジンもついています.廃車体のイメージで組みましたが,ピカピカのカスタムカーに仕上げられた例もみかけます. 
 
【1/64ホットロッドモデル】
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このシリーズはホットロッドとしても人気があります.これはHot Wheel (1/64)の’56で,数々のバリエーションがあります.
 
【比較】
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1/25で変遷を見てみましょう.
左から’28 (Model A), ’34, ’36, ’50 (F-1), ’56 (F-100)です,
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’53(右中央のグレー)も加えて,手持ちの6台のピックアップトラックを並べました.
 
【おまけ:続くFシリーズ】
1957年からは箱型の近代的にスタイルとなったFシリーズは現在まで続いており,一台新型がありましたのでついでに.
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第13世代となる2015年型,F-150です.Greenlightの1/64モデルです.


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