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レーザーカットによるストラクチャーキットの展開 Laser Cut Structures [O-scale structures]

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レーザーカッティングを近所の工房を利用して始めることになった経緯はこちらに書きました。 
家屋の模型を作る際、やはり一番手間がかかるのが窓の桟の切り抜きなのでレーザーカッティングはありがたい手段です。Oスケールの小レイアウトやジオラマに置けるのは小さな建物なので、小屋を中心に作り続けているため、仲間内では小屋模型クラブ(KMC)などと揶揄される始末です。
 さて作図データがあることから、それらのストラクチャーをキット形式で頒布することを思い立ち、Rail Classicさんが主催する鉄道模型アートマルシェに出品させていただきました。購入してくださった方々には厚くお礼申し上げます。今年(2021)は6月に九品仏で、12月には吉祥寺で開催されました。12月の吉祥寺で出品した作品を振り返ってみたいと思います。
 
■詰所 Lineside Cabin  
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これはスピーダートロッコスターターセットとしてレーザーカットをスタートさせたときの最初のストラクチャーになります。こちらで紹介しました。
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線路際の詰所ですが、応用範囲の広い6畳の日本型の建物です。プラ板などでいくつか似たようなものを作っていて、窓枠は標準パターンとしてデータ化してあるのでそれをそのまま利用することができました。本来ならば下見板の壁面になりますが、横筋をいれた簡素のものになっています。
 
■番小屋 Small Hut      
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フランスの模型誌Voie Libre 105号にスピーダートロッコスターターセットを寄稿する際に追加した小型の建物です。最近の実物の小屋/倉庫の組み立てキットにもみられるような国籍不問のデザインにしています。簡素ながら垂木をいれています。
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■庇のある小屋 Cottage with Porches  
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傾斜のある屋根を備えた縦板張りの小屋は米国の森林伐採などの飯場(bunk house)にみられる形態で、以前にバルサ張りで自作しています。
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これを形の基本におきながら日本風にも西欧風にも使える応用範囲の広い建物にしてみたものです。脇の庇には道具類を並べるといいと思います。
 
■車庫 Car Shed 
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ナローゲージの小さな内燃機のための車庫です。1/43のミニカーの車庫としても利用できます。
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MDF板を使った骨組で組んでいますので、壁面を作り変えることができる仕様にしてみました。
 
■裏庭のコテージ Backyard Cottage  
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庇のある小屋と同じ形状をもとに、上げ下げ窓を配した洋風な家を設計しました。
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ドールハウス的な味わいにしてみました。
 
■方丈庵 Hojo-An
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一丈四方の小屋です。モジュラー構造の壁面を持つ小さな建物で、モダン仕様や老朽化した小屋などの様々なヴァリエーションをつくることができます。
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これについてはこちらにまとめてあります。
 
いずれも簡素な設計になっており、趣向に沿って作りこみができるような仕様にしました。
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こちらが製品のロゴになります。暫定のページはこちらです。
 
鉄道模型アートマルシェですが、2022年には5月と12月に吉祥寺での開催が計画されていますので、引き続き出品させていただく予定です。
(2022年12月31日キットロゴ,ページ情報修正)

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