SSブログ

屋根だけで1キロ超える駅舎キット Rocky Flats Station [O-scale structures]

P5252933.JPG
整理中のストラクチャーキットの続きです。今回はプラスターキットを取り上げますが、紹介だけということになってしまいます。
丸い石造りの塔がついた駅舎として知られているのがメインに存在した2ftゲージの鉄道、Sandy River & Rangeley Lakes RRの駅舎Marbles Stationです。なかなか味わい深い形態です。宮野忠晴さんはSn2の作品として、この駅舎を模したものをウォーブル駅として自作されています(ナローゲージブック2所収)。模型としてはこちらのフォーラム:
にキット化されたものが紹介されています。キットではトムヨークのRubbles Depotがコンパクトにデフォルメされて好きですが、入手する機会はありませんでした。そのうちDowntown Decoから原型に近い寄棟の駅舎がRocky Flats Stationの名のOスケールキットとして発売になりました。それを練馬の模型屋さんで偶然見つけることができ、手に入れました。
 
Downtown Decoはその名のとおり、都市型の建物のプラスターキットで知られています。このような田舎の駅舎というのも意外だなと思っていたのですが、説明書を見て事情がわかりました。それによると、これは同社のオーナーが設計し型取りしたものではなくて他のメーカーとの取引で扱ったもので、いままでのキットとは組立の手順が違うらしいのです。
P5252935.JPG 
これがその中身です。プラスターモールドが中心のキットです。
P5252937.JPG 
壁面はこんな形で組むことになります。
P5252938.JPG 
屋根を載せてみました。
P5252939.JPG 
屋根ですが、寄棟も丸い屋根も無垢のモールドで、ずっしりとした重さがあります。
P5252940.JPG 
窓枠類はレジンモールドです。歪みを修整する必要があります。
P5252941.JPG 
ハイライトはこの塔の部分です。深い彫りでいいですが、気泡が結構残っています。
 P5252942.JPG
問題はこの屋根です。無垢のため、やたらに重く、目方を測ったら屋根だけで1.05kgありました!組み上げてしまうと横にすると屋根だけずれて落ちそうで、常設でない限り保管が難しそうです。方策としてはこの屋根を発泡スチロールのブロックで作り直し、ボール紙にshingle roof paperを貼って被せてはどうかと考えています。そこまでするのなら別にコンパクトなものをまるごと自作する手もあり、もう少し考えてみることでまた箱に眠ることとなりました。
 
ところでこの駅舎のプロトタイプは多少の改築はあるものの湖畔の貸別荘として残っているようです:


nice!(0)  コメント(0)