森の居住小屋Greeley’s Place [O-scale structures]
切妻の小屋は単純な造形ながら、それぞれに趣があり、自作やキットの在庫が増え続けてきました。先日自作した作業小屋は切妻側に入口とポーチがありますが、(https://karatcreek.blog.ss-blog.jp/2019-08-10 )ポーチが横についているキットを組んでみました。
B.T.SのGreeley’s Placeというレーザーカットのキットです。B.T.Sはテーマ別にストラクチャーキットをだしていますが、これはCabin Creek Seriesの小さな小屋です。Greeley氏が製材所の廃材をもらって作った森の居住小屋で、最近は留守気味という想定になっています。
説明書によると、パーツ切り離しの前に下地塗装をしておくようにとのこと。説明書が文書主体でパーツ番号を確認する上で直前まで切り離さない方が分かりやすいのでそれに従いました。
色褪せた緑色が仕上げ例として書かれていたので、下地塗装に壁面はタミヤの水性アクリル明灰白色を、床板は木甲板色を軽めにエアブラシしました。
建物、床板を形にしました。
縦板の目板張りということなので目板を一つずつ貼っていきます。
目板もレーザーカットなので縁は焦げ目で協調されます。明灰白色の手塗で覆うことにしました。
屋根やポーチ屋根の垂木は建物に差し込むような構造になっています。
はめ込んで全体の具合を確認します。
屋根は付属の黒い紙を使ったタールペーパー仕上げです。この上にパステル粉をすり込みます。
鎧戸やドアを取り付けました。
この上にDoc O’brienのウェザリングパウダーPatina Greenをすり込むことにしました。
すり込んだだけでは粉っぽいので、下地色の明灰白色の薄い液や黒の汚しを適度に加えながら退色し、傷んだ感じになるようにしてみました。筆、綿棒や指を使いながらの作業となりました。当初は墨汁アルコール薄め液で全体を汚す予定でしたが、退色した感じを出すには暗くなりすぎるので、ほとんど使いませんでした。
屋根は両面を一体に固定して茶系のパウダーをすり込みました。窓をはめて一通り組立が完了です。
この状態から組み上げますが、接着しないので分解ができます。
これで完成です。
煙突はメタル製のものが付属していました。
何にでもなりそうな小屋です。
ポーチの工作は柱を整えたりするのが面倒な設計が多いですが、簡易ながら手間のかからないよくできた構造になっています。
付属する椅子とゴミ箱を配置しています。鳥も3羽ついていましたがまだ仕上げていません。