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小さなロッド式内燃機 [O-16.5mm (On30, O16.5)]

久しぶりにOナローの機関車についてです.
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軽便鉄道模型祭に出展しているクリッターズクラブにここ数年参加していますが, 2017年のお題は“蒸機以外のロッド式動力車”でした.アルモデルの軸距15ミリ動力“アルパワーHO-15”,そしてそれに使うためのロッドセットを手に入れてからそのままになっていましたが,このお題をきっかけに2台の内燃機をまとめました.26号と27号です.
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▲今回の車輛は現物あわせの設計で,あとから図面にしました.
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【26号】
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▲一台目の26号は後部を開放にしたタイプです.機械室の部分は,以前に製作しながら設計変更で使わなかったものを切り詰めて流用しました.多くは現物あわせの製作ですが,そこで役立った便利なもの,それはWAVEから出ている方眼目盛り付きのグレーのプラ板です.
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▲印刷された目盛は歪みが多少ありますが,小さな一品物を切り出すのに大変便利です.残った形のいびつな破片からも切り出しが簡単にできます.
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▲機械室は自作部品の残骸を活用,経年で変色していました. 
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▲キャブ内が見えるのでそれらしくモータ部にカバーをし,運転席らしいものを付けました.人形はグラントラインのプリムス用ドライバーです.車体は青大将グリーン,下まわりは赤を塗装して仕上げました. 
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【27号】
二台目の27号は廃車にして余剰になっていた蒸機のキャブを利用することにしました.
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▲これはDapol(Hornby)のパグ(左)をOナローに改造したときのもの(右)ですが,その後,上回りを作り直したのでキャブだけ残して廃車となっていました.
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▲これを使って機械室と台枠を新しく製作しました. 
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▲塗装が終わったところ
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▲キャブは赤色で軽くウェザリングされていたままにしたので,新調した機械室の赤が少し明るい色になっています.下回りはオレンジ色にして27号となりました.
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▲車輪の輪芯については,26号機の方はメタルのスポーク輪ですが,28号の方は車輪径を変えた蒸機のお下がりで,アウトサイドフレーム用のカウンターウェイトを埋め込んだものを使用しています.またそれぞれ前照灯に3ミリ径のLEDを装着しています.走らせても楽しい愉快な機関車となりました.


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1/43シトロエンの変わり種と東欧系の小型車など [car model]

引き続き1/43モデルカーの話題です.まとめて入手した珍車を紹介します.
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▲まずシトロエン2CVベースの変わり種を2台. 左はシトロエンが開発途上国で展開したシリーズの一つでIvory Coastで生産された 1970年式Baby Brousse.メアリに似ていますが,シートメタルのボルト締め構造.簡単に製作できるというコンセプトだったようです.ヘッドライトの部分にも網がかかっています. 右はノッチバックの2CV,1970 2CV Citroneta でチリとアルゼンチンで生産されたもの.なんでノッチバックかと思いますが,後部はトランクというより蓋つきピックアップというほうがふさわしい形状です.つまり荷台としての役割を担っていたらしいです.(ともにdiecast-clubのモデル)
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▲これはシトロエンメアリの業務用,左はアイス売り,そして右は鮮魚売りの仕様です.どちらも人形がついています.(Atlas)
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▲こちらはGAZ 03-30 mini busですがA型フォードのバスとしてレールカーに改装しても面白そうです.(Nash Avtoprom)フェンダーと上半分はプラ製ですが,予想より良くできています.
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▲旧東ドイツで1964-74の間生産されたMulticar M22(IST).軽自動車のサイズです.これは運転席のみのキャブですが,フルキャブもあり,現在も産業用車両が作られています.
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▲ロシアの無限軌道型トラクターが2台,ChTZ Stalinetz 65とSHTZ NATI(ともにアシェットコレクション).TZはトラクター工場の略で,ソビエト時代に各地に存在しました.
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▲ミンスク(現ベラルーシ首都)トラクター工場でつくられたMTZ T-16(アシェットコレクション).この写真は後部で,運転席は荷台の方を向いています.
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▲そして1944年型Universal U-2(アシェットコレクション).素朴な形で,ステアリングの軸が水平に伸びているのが特徴です.IH の初期モデルFarmall Regularを模範にしてつくられています.エンジンの部分,そのまま機関車に移植できそうです.
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▲最後に小型自動車を並べてみました.左からTrabantの初期モデル P50(1957-62) (Atlas),次はフィアット傘下時代にFiat 500をベースに生産された1959 NSU Neckar Weinsberg 500 Coupe (BoS),そして3輪の1957 Fuldamobil S7 (BoS)で排気量は200cc,右端はポーランドの小型車1958 Mikrus MR-300 (WhiteBox)で,排気量は300cc.Trabant は少し大きいですが,他の3台はほぼ初期規格の軽自動車のサイズです.
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比較のためNeckarとMikrusのとなりにマツダクーペとキャロルにならんでもらいました.


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1/43ジムニー,ジープ,そしてバギー [car model]

久しぶりにモデルミニカーの話題です.
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▲アシェットの国産名車コレクションは1/24モデル付きの配本がはじまり1/43はほとんど目に留まりませんが,今も続いているようです,ただしモデルカーの供給元が保有する外国車モデルが当時の輸入車という想定で配布の中心になっていて,時折日本車が混じるという状態になっています.先日偶然ジムニーが登場するということを知り,発売日に入手しました. 309号として先月配本されたスズキSJ410(1981)でジムニー2代目モデル(1981-98)の輸出仕様です.早速軽くウェザリングを施しました.
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▲そこで所有する1/43のジムニー3代を並べてみました.左の2台は初代(1970-81)で,1970年型(国産名車コレクション59号)と輸出仕様のLJ80(Neo)です.そして中央とその右の2台は2代目(1981-98).SJ30ハーフメタルドア(DISM)とこの度入手したSJ410.右端は現行3代目(1998-)のモデルXC(Hi-story)になります.
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▲ジムニーのついでに元祖ジープの1/43モデルも並べてみました.左端は初代の軍用モデル(Hongwell).次は1962年型Surreyと呼ばれるリゾート仕様(Ixo).この初代の大きさは今の軽自動車とかわりません.中央は三菱ライセンス生産のワゴン1961年型J30(国産名車コレクション96号)でCJ3の派生モデルです.右から2台目は1963年型CJ5(White Box).現在のWranglerにつながる大きさになっています.そして右は現行モデルの2010 Wrangler Islander Edition(Greenlight)です.ラングラーにつながる原型ジープは段々大きくなっています.間もなく登場する新型はさらに大きくなるのでしょうか?
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さて先日のモデルカーイベントでトイモデルを少し手に入れました.Hot WheelsとMatchboxで何れもマテルの製品です.ディフォルメされていてスケールは不明ですが,1/43のバギーとして手を入れてみる予定です.
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▲これがその4台で1/43の三菱ミニカと大きさを比較してみました.
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▲右側の2台はMatchboxのFour X Forceで4駆のバギーのようです.座席は2座になっているのですが,ロールバーとのバランスを考えると1座に改造して4輪オートバイ風にアレンジするのがよさそうです.そして左奥のブルドーザーはMatchboxのMBX TKT.大型の建設機械をイメージしているようですが,こちらもキャブをはずして1座の小型車にしてみようかと考えています.
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▲残る1台はHot WheelsのBump Around.天井の金網に接触するポールが火花を散らしながら,ぶつかり合って時間内に自由走行する遊園地の乗り物です.この塗装はくまモンのイメージです.このような遊園地カーを公道で走るように改造している事例があるようですが,内燃機関車にもそっくり換装できそうです.
これらのモデルは値段も安く,独創的な形態を楽しんでいます.


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