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模型で比べるフォード(6)’41-’49年型 戦時を経て側面が平らな箱型へ [car model]

【戦中型の1941年から48年まで】
1941年にモデルチェンジした後は第2次世界大戦に突入したため自動車メーカーは軍需工場となります.そのため1948年までの8年間は大規模なモデルチェンジが滞ります.この年代の模型は少ないのですが,比較的最近になりAMTとRevellからこの時代の始まりと終わりを担うウッディーワゴンが登場しました.またタミヤから米陸軍のスタッフカーが出ています.
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1/25モデルはAMTの’41 Woody (足回りがホットロッド仕様)とRevellの’48 Woodyです.手前の1/48モデルはタミヤのミリタリーキットU.S. Army Staff Carです.どこにもFordと書かれていませんが,1942年モデルです.
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AMTの’41年型(グレー)とRevellの’48年型(白)を比べるとほとんど同じボディだということがわかります.
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タミヤの’42年型です.’41では分散していたフロントグリルがこの時代から横に広がったデザインになったことが解ります. 地味な4ドアセダンはOスケールレイアウトにおいて1950年代前半までを演出するのに重宝すると思います.
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Woody wagonの比較です.‘28(A型),’41,’48を並べました.
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’48 woodyはHot Wheelsにもあります.これは通常のシリーズよりもはるかに精密な1/64モデルでエンジンも付いています.
 
【足回り一新,箱型になった1949年モデル】
ようやく戦後型の登場です.’49モデルのボディはshoeboxと呼ばれる側面に凹凸がない箱型に一新されました.セダンではノッチバック(3ボックス)とよばれるスタイルになります.外観だけではなくシャーシーも一新され,横置き板バネだったサスペンションが独立懸架に変わりました.エンジンはフラットヘッドのままです.
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AMTの1/25キットは2 door coupeです.これが市販仕様です.
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箱絵のトップはカスタムロッドです.このAMTのキットは初版が1962年に登場して以来今も復刻版が入手できます.
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すっきりとしたボディです.この車体は1952年型まで3年間続きます.
 
【比較】
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’40 (Sedan delivery), ’41 (Woody), ’48 (Woody), ’49 (Coupe)と並べてみました.フロントグリルが横に広がり,フェンダーとボンネットが一体化していく変化がわかります.
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クーペスタイルをAMTの1/25モデルで比較します.左から’25 (Model T), ’32, ’40, ‘49です.
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この四半世紀のあいだ,車体の変化には目を見張るものがあります.
 
次は50年代に入ります.


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模型で比べるフォード(5) '37-'40年型 流線形の時代' [car model]

1937年から1940年にかけてはフェンダーの曲線が強調され,ヘッドライトがフェンダーに埋め込まれました.その少し前,Chrysler Airflow(1934-37)という流線形の先駆けのようなモデルが登場し,流線形が流行った時代です.フォードとしてはグレードの多様化のため1938年にマーキュリーがリンカーンとの間を埋めるブランドとして登場しています.

 

【ダイキャストモデル】

まずは1/43モデルです.

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左が’37年形Cabriolet(この辺りからroadsterとは呼ばないようです)のホットロッド仕様でRoad Signatureの製品.右が’40年型Woody WagonでErtlの製品です.

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Hot Wheelでもたくさん出ていて左の2台は同じ’37 Custom Woody,右は’40 Woody Wagon.

 

【1937年型プラキット】

’37年型はなぜか1/25はなく,Monogramの1/24キットが多様なパッケージで出ています.ただし,どれも足回りはホットロッド仕様です.ヘッドライトカバーがフェンダーの曲面に合わせた変形になっているので前衛的な印象を受けます.

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これはペーパーモデルのドライヴインがついたセダンのキットです.

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1/24よりさらに大きいのではないかと思えるほどモデルのサイズが違います.

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さて一歩遅れたデザインとなるピックアップはRevellから1/25キットが出ています.まだヘッドライトがフェンダーから独立した旧式のスタイルです.キットは比較的新しいモールドでAMTに近い構造です.

 

【1940年型プラキット】

‘40年型は’32年型と同じように’60年代初頭からAMTで製品化されており,1/25では広く知られています.クーペ,セダン,パネルワゴンがあり,現在も継続的に再販されているロングランキットです.

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上は平べったい箱で再販された’40 Coupe,下は’40 Sedan Deliveryです.この’40のボディデザインは’39からですが,’40でヘッドライトがシールドビームになりました.

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’40 Sedan Deliveryと’40 Coupeのボディ比較です.クーペの方は初版を組んだことがあります.

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Monogramの1/24 Custom Pickupです.この年はピックアップのデザインが乗用車に追いついて同じデザインになっています.1/25キットと並べるとやはり大きいです.

 

【比較】

Monogramのキットはサイズが異なるので除外し,AMTのキットだけで車体比較をします.

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クーペボディは左から’32, ’34, ’36, ’40.年型.

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ピックアップボディは左から’28(A), ’34, 37年型です.

 

次は’41~’48を取り上げます.




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模型で比べるフォード(4)’34-‘36年型 [car model]

フォード車の車体の変遷を模型で見ていきます.30年代は毎年モデルチェンジされていますが,今回は模型がある’34年型,そして’36年型です.
‘34年では直4エンジンがなくなり,V8だけになります.それからピックアップなどの商用車のデザインが別になり,遅れて追従しています.また他国でのノックダウン生産があるので,年次と形との対応は多様化しているようです.
 
【1/25プラキットで比べる’34年型と’36年型クーペ】
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左は’34 5-window coupe (AMT)です.箱絵はホットロッド仕様なのでストック仕様のイラストがある説明書を上に載せました.ホーンが二つ付いています.
右は’36年型(AMT)です.右上は’36 5-window coupe,右下は3-window coupe / roadster です.
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‘28(model A), ’32, ’34, ‘36年型をならべてみました.徐々に大きくなっています.
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’32, ’34, ‘36年型をクーペボディで比較しました.’34年型でボンネット形状が曲線に,‘36年型でラジエターグリルがボンネットと一体化しています.なおこの年代のモデルはラジエターグリルまわりの組立が必要で仮組ではちゃんとお見せできず,申し訳ありません.
 
【’34年型ダイキャストモデル】
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Solidoの1/43モデルです.’36年型とあるので,ヨーロッパでそうだったのかもしれませんが,米国型としては’34年のデザインです. 4-door sedanの中でもこれは特に後が長いリムジンスタイルです.
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ホットウィールの’34年型ホットロッドです.デザイナーがちがうのかフェンダーの幅などが異なります.
 
【’36年型プラキット】
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AMTの’36年型は二つあり,上まわりにはオプションがあります.左は3-window coupe,右は5-window coupe,どちらもサイズは同じですが,ドア幅が違います.上部は別パーツなので前者はロードスターに組むこともできます.それにしてもほとんど同じ形のクーペに2種類あるというのは贅沢ですね.実車のカタログによると3-window coupeの方がエレガントで女性向となっています.
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3-window coupeのキットは復刻仕様になっていて,本来のトップに加えホットロッド用のチョップドトップなどオプションが山ほど入っています.手前のトロフィーもうれしいおまけです.
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Pyroの1/32 Roadsterキットの説明書がでてきました.Pyroの型はLindbergに引き継がれています.エンジンはなく,メッキパーツもありませんでしたが,よくできたモデルでした.
 
【ピックアップ】
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Lindbergの1/25 ’34 Pickupです.ピックアップはクーペやセダンとは異なり,’32年型のラジエターグリルを少し傾斜したようなデザインになっています.
このキットは柵付荷台仕様(stake truck)やレッカーのクレーン,エンジン展示台がつき,カスタム仕様にも対応した名作キットでかつてAMTからでていました.現在はAMTとLindbergは共にRound 2の経営ですが,当時はAMTのものがLindbergになるというのは信じられませんでした.調べてみたら,AMTが財政難のころモールドの修理にでていたものをLindbergが買ったといういきさつを知りました.そして同じRound 2傘下となって先日ようやくAMTブランドでオリジナル箱絵の復刻版がでましたので,これがお買い得でしょう.
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ピックアップを比べてみました.右から’26(model T),’28 (model A)そして’34年型です.段々多くなっていきます.
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これはクーペとのサイズ比較で,左が’32 coupe,右が’34 coupeです.ボンネットの形としては’32に近いですが,カウルの長さなどがかなり異なります.
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なぜかミニカーモデルのピックアップには’34年型が多いのですが,このキットの影響かもしれません.これは1/43の’34年型で左がRoad Signature,右がEligor製です.
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これはSolido製の1/43モデルで’36年型と記されています.ちょうどクーペやセダンの’34年型に近いスタイルになっていて,商業車が一歩遅れて追従しているようです.
 
次はヘッドライトがフェンダーに埋もれていく’37-‘40年型です.


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模型で比べるフォード(3)’32年型 [car model]

1927年にアルファベット名がT型からリセットされA型になったフォード車は5年後の1932年に大きなモデルチェンジをします.ただし,B型と呼ばれたのは直列4気筒エンジンを搭載したモデルで,その年の話題となったのはV8エンジンを積んだモデルで,Model 18と呼ばれました.模型になっているのもV8モデルです.このモデルチェンジでさらに車体が大きくなりましたが,英国フォードでは独自の小型モデルが開発されるなど,国によってモデル展開が異なってきます.ここでは米国車を扱いますが,ヨーロッパモデルも少しあるので時折比較したいと思います.
 
【1/25プラキット】
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これが手元にある’32 Fordのキットで左の3台はAMTのキットで上から,Coupe,Victoria,Phaetonです.いずれもストック仕様が組めます.右の2台はRevellのキットでホットロッド専用キットですが,ボディ比較のために取り上げます.
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AMTの5-window coupe(仮組)です.1960年に登場して以来何度も再生産されているロングランキットです.ストックボディということですが,僅かにキャビンがチョップ(低く)されているようなので正確性を求めるなら比較的新しいモールドのRevellのキットがいいでしょう,ヘッドライトを支えるバーの真ん中にV8のマークがついています.ホイールはワイヤリムですが,タイヤ形状は今日のものに近くなっています(模型は正確ではないかもしれませんが!).ホットロッド仕様のベースとして特に有名な車種でDeuceと呼ばれています.
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1966年に入手した初期キットの説明書が残っています.
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その後の主力エンジンとなるFlathead V8(仮組)です.AMTのこの辺りのキットはホットロッド用にシボレーのエンジンが付属していて,残ったエンジンを展示するための台(写真の台はPhaetonとVictoriaに付属)が入っています.
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ホットロッドの入賞トロフィーがあるのもうれしいです(PhaetonとVictoriaに付属).
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T型(左),A型(中央),’32年型(右)のロードスターモデルを並べてみました('32年型はAMTのフェンダーにRevellのボディをはめているのでモールド色が違っています).徐々に大きくなっていくのがわかります.直4が3.3Lなのに対し,V8は3.6Lなので排気量はあまり変わらないですね.
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ラジエターグリルの変化です:T型(左),A型(中央),’32型(右)
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ボディ・ヴァリエーションです.奥のグレーのモデルは左がphaeton(AMT),右が5-window coupe(AMT),手前の白いボディは左がVictoria(AMT),右がroadster(Revell)です.
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セダンで手元にあるのはホットロッドのチョップドボディ(Revell Oange Crate)なのですが,ヴィクトリアと比較のために並べました.左がSedan,右がVictoriaです.Victoriaは高級仕様で後が少し萎められていて,スペアタイヤを背負います.
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再販されたVictoriaのキットはオプションパーツが盛りだくさんで,箱のミニチュアまで付属しています.
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チョップドセダンボディのOrange Crateはレースとショーモデルを兼ねたモデルで,友人と競作を始めた1965年に最初のキットを手にしました.当時$2の製品は¥1200でしたが,Revellはグンゼ産業との提携で¥720 ,さらにこれはバーゲンで¥480でした.箱は買いなおした再販品です.リフトボディーなのにわざわざドア開閉になっているなどRevellらしいです. 
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ところで前回述べたように’28年A型のwoody wagon(MPC/AMT)の車体がまだ二つあります,そこで’32年型をウッディーに改装できないかと.’32年型(AMT)にのせてみました.カウル部分を大きくする必要がありますが,他はフィットしましたので有望です.
 
【1/43モデル】
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1/43モデルです,左のRoadsterはERTL,右のクーペはRoad Signature製.それからプラキットのクーペは5-window coupe,それに対しこちらは3-window coupe,クーペも2種類あったわけです.
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ホットロッドモデルはプラキットや1/64に多数ありますが,1/43は珍しいです.こちらはUniversal Hobbiesのモデルでエンジン付き.人気がないのか家電系ホビーショップのエスカレータ脇のバスケットでバーゲンになっていたのでまとめ買いしました.
 
次は’34年型です.


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模型で比べるフォード(2)A型 [car model]

1927年に18年生産が続いたT型フォードの後を継いだのがA型フォードです.T型のボディは,衝突すれば上回りが吹っ飛んでしまうような印象ですが,A型はかなり安定したどっしりしたデザインになりました.1931年まで生産されましたが,トラック用として展開されたAA型はソビエトのGAZとしてライセンス生産されたこともあり,世界中で知られるモデルとなっています.鉄道では単端の動力としてボンネットがそのまま使われた例がたくさんあります.では1/25プラモデルでボディ・ヴァリエーションをみていきましょう.
 
【1/25モデルでの比較】
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手元には7台の未組キットがあります.左の1台は謎あり(後述)のAMT製のロードスター.中央の3台はAMTとありますが,元々MPCが製造したもので,下の2台は同じ内容です.そして右の3台はRevellのキット.同じく下の2台は同じ内容で純粋なストック仕様にはならないのですが,ホイール/タイヤを除いてほぼ原形パーツが入っていますので含めました.
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さてこれがT型とA型のロードスターのボディ比較です.タートルデッキと呼ばれる小さなトランクに替わり,トランクが後部シートに早変わりするランブルシートがオプションとなり,エンジンルームを含め,一回り大きくなったのがわかります.
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エンジンは4気筒3.3L
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これがA型(前期)の面構えです.
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左が前期型のラジエター枠です.1931年にマイナーチェンジがあり,右のように縦長のスマートなデザインになります.
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模型で揃ったボディ・ヴァリエーションです.
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左手前から時計まわりに,Roadster (AMT), Open Cab Pickup (MPC/AMT), Pickup (Revell), Woody Wagon (MPC/AMT), Tudor(AMT(MPC))です.Tudor(2 door)セダンはどっしりした構えになっています.
 
【1/25キットのひとこと!】
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これは比較的最近入手したTudorのキットで1965年のものです.MPCがAMTから独立する際(現在は統合されています)にAMTが自社ブランドで発売するようノルマを課したモデルの一つで,MPCが生産しました.前輪操舵,ドア開閉など従来のAMTには見られない趣向です.そして一回のロットで生産を終了し,次のキットに一部が利用されたのです.
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それがこれ,MPC発売(現在はAMTブランドで販売)のウッディーワゴン/オープンキャブピックアップが選択できるキットです.このブログの記念すべき一回目(2016-06-06)"半世紀を経て生き残ったモデル"の中の一つにこのウッディーワゴンがあります.懲りずに未組立のものを2台も確保しているぐらい好きなキットです.スティングレーバイクなる自転車がついているのもいいです.
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これがRevell のウッディーワゴンで,手元では唯一の31年(後期)型になります.箱絵がいいですね.MPC/AMTキットとは全く構造が異なります.MPC/AMTキットはウッディーボディの骨組みが一体型で内側のパネルが別パーツ.それに対してRevellはすべてのドアは開閉式でボディはばらばらです.にもかかわらず内側のパネルは外枠と一体なので塗り分けが難しく,パネル部分の木目はデカールを貼るようになっています.ヘッドライトレンズは枠と同じメッキになっているなど,細かい割には間の抜けたところがあります.作るのに手間がかかりそうです.このキットはストック仕様のみでオプションパーツはありません.
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AMTのロードスターキットはもう一台カスタムモデルが作れるダブルキットのなれの果てで2台つくるには部品が欠落していますが,残骸はそのまま入っています(笑).このダブルキットはかつてハセガワのパッケージが存在し,組んだことがあるので説明書を下敷きに撮りました.左側がカスタムボディです,最近部品の一部が復元されてダブルキットとして再販されています.
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Revellのピックアップですが,キャブはクローズドとオープンが選択できます.ドアやボンネットが開閉します.ホイールがホットロッド用しか入っていなのでストック仕様はつくれませんが,エンジンやフレーム,サスペンションはオリジナルを用いる初期のロッド仕様です.左側のパッケージは最近のものですが,ラットロッドを謳っています.MPC/AMTのモデルより僅かにキャブが大きいです.
 
【1/64ダイキャストモデル】
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Johnny Lightningの1/64モデルがありました.ちょうどRevellの1931Woodyのホットロッド版に相当します.
 
【プラモデル】
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東欧圏でノックダウン生産されたAA型はミリタリーモデルで探すことができます.レールカーへの改造にも使うこともできます.
 
【レールカー】
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AA型をベースにしたレールトラックで,Backwoods Miniaturesのキットです.ちょっと小振りな印象です.
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ボンネットをそのまま使ったような足尾のフォードです.これはワールド工芸のOナローキットに手を加えたものです.HOでもいくつか製品があります,
 
【パーツ】
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そして最後に紹介するのがアルモデルの1/87パーツ“A型ボンネット”です.日本型単端用ですが,これを使って自動車をつくるのも面白いと思います.


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模型で比べるフォード(1)T型 [car model]

昨年,フォードが北米でセダンから撤退?という衝撃的なニュースが流れました.ミニヴァン,SUV,スポーツモデルに重点化するということらしいのですが,そもそもなぜセダンが車のボディの本流だったのかということを考えたいところです.車のボディの変化をたどるために一つのメーカーを選ぶなら,フォードほどふさわしいメーカーはありません.幸い1/25のプラキットがあるのでT型フォードから50年代に至る推移を追うことにしました.ではT型フォードのボディから見ていくことにしましょう.
 
T型フォードは鉄道模型にも欠かせないものです.T型フォードは世界初の量産車として1908年から1927年の長きに渡って生産され,世界中に輸出され,かつノックダウン生産されました.したがって蒸機が活躍した時代の世界のどの風景に登場してもおかしくない,いわば標準モデルなわけです.車体の構造やエンジンはずっと同じですが,真鍮色が目立つ直線的なデザインから丸みを帯びたデザインに徐々に変化しています. 模型としての特徴やその背景にも触れながら進めることにします.
 
【1/43モデルのヴァリエーション】
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まず1/43モデルです.左の2台はIXO製品のRunabout (Roadster)で幌付(赤)が1926年, 幌を下ろしたのが1925年とありますが,モデルの型は同じです.右はNeoのDepot Hack (Woody Wagon)で1925年型とあります.シートは3列あるので今日のミニヴァンですね.いずれも後期型になります.Oナローの情景撮影によく登場してもらっています.
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古い1912年型としてはニュージーランドのThe Model Companyの1/43.5メタルキットがあります.ラジエターが真鍮色のモデルですね,Roadsterか荷台をつけてピックアップにするか,選択できます.
 
【T型のレールカー】
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かつてあこがれたSS Ltdのメタルアクセサリ類,そのカタロク本(1976)を天賞堂で見つけて購入したころはよく見入っていました.その中でも目を引いたのがT型改造のInspection Carです.HOのほかにOn3仕様もありました.動力のない静態モデルです.
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その後On3版はOnTrakのブランドで発売されたので購入することができました.そしてOn30で動力化しました.モーターを収めた関係でエンジンディテールは日本型単端に移植しました.
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もう一台組み立てたいので手に入れました.
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エンジンだけも分売されました(右),左は後に述べる1/25キットのものです.
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T型にちなむレールカーは他に2種類組んでいます.
左はBranchlineの1/43.5 Rail Truckキットで荷台があまりにも短いので作り替えました.
右はFirebox ModelsのレジンキットでバックマンのHigh Railer Motor Carを動力に使います.かなり大味なキットなのでT型といえるか怪しいですが,すこし手を加えてみました.
 
【プラモデル】
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1/48ではミリタリー系で優れたモールドの製品を最近見つけました.RPM製の従軍救急車です.ホイルベースはそのままに寝台部を延長した特殊架装だと思いますが,そのまま組んでも良し,レールカーの素材としても適しています.
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これはちょっと例外,スケール不詳のヤマダのびっくり分解自動車シリーズの復刻版です.かつて製作したことがあったので復刻版を手にしました.模型にはめずらしい4ドアセダンのスタイルをしていますが,ドアは真ん中にしか刻まれていなく,スケールモデルではありません.びっくり分解といっても衝突させるとブロックごとにばらけるだけの単純な構造ですが,味わいのある模型です.
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プラモデルの最後にすでに手元にないモデルをあげておきます.バンダイの1/16プラモデルで1913年型のヴァンです.70年代前半に購入しました.薄い木板シートや金属パーツも一部使われている大変よくできたキットで模型店のショーケースに展示させてもらったほどです,数年前まで京都に残っていましたが,すでに処分しました. 
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何か取説以外の残留品が残っていないか探したら,ありました.デカールです!剥製屋仕様にしたので残ったのがこれです!今日に通用する出来なのでバンダイが型を残していれば再販するといいでしょう.ただし1/16はプラモ専用スケールなので単独で楽しむしかありませんが.
 
【1/25キットのボディ・ヴァリエーション】
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さて,これが1/25のT型キットです.T型はホットロッドの改造ベースとして使われるので,ホットロッド仕様だけなら,他にもたくさんのキットがあります.箱絵にホットロッドがあってもかならずストック(オリジナル)仕様が組めるキットをならべてみました.すべてAMT製です.
左の3箱は殆ど内容がおなじです.
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AMTのキットはストック(オリジナル),カスタム,レース仕様の3通りに組めるキットを3 in 1 kitと称していましたが.そのコンセプトを継承しつつ2台作れるキットとしてDouble kitがありました.その先駆けが1960年に発売されたT型フォードのダブルキットです(左上,復刻版).オリジナルとホットロッドの下回りがあり,ボディはロードスターとクーペが入っているのですが,クーペは窓の上下を詰めたチョップドボディ(後に写真)だったので組み合わせの選択は限られました.1964年にはオリジナルクーペボディ仕様(右,復刻版)になり,完璧なダブルキットとなりました.AMTがRound 2の経営になって熱心に復刻キットを出すまでの再生産品はロードスターボディのみ(左下)で2台つくることはできませんでした(もっともいくらでもパーツスワップができるので困ることはありませんが)
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これがロードスター,ピックアップ,クーペのヴァリエーションです.エンジンはすべて同じ4気筒です.
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Turtle Deckと呼ばれるトランク(左)にはほとんど荷物が入りないので実用性を考えるならセダンにしたいところです.当時はデザインというよりこのロードスター仕様が最もお手軽な値段だったから普及したようで,1924年の値下げで$265から,Tudor Sedanが$590,Fordor Sedanだと2.5倍の$685からになっています.
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左がクーペボディ,真ん中がホットロッド用にチョップドボディに改造されたものです.右はチョップドボディからなるホットウィールのモデルで極端にチョップしたボディは天井を開けることになりますので,このボディを使うときはそのように天井をくり抜く予定です.ここではホットロッドには深入りしません(笑)
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こちらはフェートンボディですね.前方に向かって萎んでいるので後部座席のほうがゆったりしています.
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フェートンボディはT型最後期となる1927年型のポリスカー仕立てのキットになっています.エンジンは同じで,側面を覆う幌がついています.このキットはストックかポリスカー仕様の選択だけです.
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商用車としてはこのようなデリヴァリー・ヴァンがあります.AMTの一番元気がなかった70年代後半のパッケージでオプションパーツは入っていません.モールドも半透明気味でなにやら意気消沈する内容ですが,モデルはすばらしいので新たに再販がはじまっています.
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これは最近発売されたフルーツワゴンの復刻版ダブルキットです.オープンワゴンのほかにロードスターボディがついています.オプションパーツが山のように詰まったキットです.
 
T型フォードはさまざまな商業車に改装されていますので,そのヴァリエーションはきりがないのですが,フレームシャーシー,フェンダーとボディが分かれていればそのようなことが容易なので,今日より車体の多様性には融通が利いたわけですね.続きはA型です.


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HOスケールの1961年型Chrysler車キット [car model]

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HOスケールの1961年型クライスラー車7点が入ったキットです.Imperial, Chrysler Convertible, Dodge Polara, Dodge Dart, Dodge Valiant, 同Wagon,Plymouth Savoy Wagonの7種です.似たような車が多いですがボディー内の刻印で識別できます.デンマークのHeljan製ですが,元々はRevellの製品です.調べてみるとRevellがクライスラー社とタイアップして製作した販促モデル(Promo)だったということです.
ということでキットとしては1960年につくられたことになります.
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▲Heljanの外箱は”7 Different Cars”とそっけないのですが説明書はConverta-car kitとあります.つまり組み合わせが楽しめるカスタマイジングキット仕立てというわけです.Revellは当時HOスケールの鉄道模型を展開していたので,1/25のAMTにHOスケールで対抗するつもりだったのでしょうか?
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▲これが7台のボディーでシャーシーをはめたまま未完です.今日のHOサイズミニカーと比べると見劣りしますが,キットというのは今日でも珍しいと思います.
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▲デカールやオプションパーツにはスノーボードやゴルフバッグも入っています.
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▲説明書に記載されたオプションパーツの使用例で,花屋さん,パトカー,電話会社,スキーマニアなど,やたら細かいです.
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▲ダッジのフルサイズPolara(これだけ塗装しました)とコンパクトカーValiantのワゴンです.
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▲左がPolara,右はほとんど区別がつかないDodge Dartです.
60年代に入りアメ車は低く,大きい箱型になり,61年型ではGMやフォードが直線的なデザインになっていたのに対し,クライスラー車は50年代の複雑な曲線を描いたデザインを引きずっている印象を受けます.
 
Revellのカープラモデルは試行錯誤していたころで,このHOサイズはこの年限りとなり,翌年もクライスラー社とタイアップしますがカープラモデルの主戦場1/25のシリーズを展開します.
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▲これは1962年型Dodge DartとPlymouth Furyのキットの組みたて説明書(説明書だけが残っています)です.この2台は車台が共通で,前年はフルサイズでしたが,この年はかなりダウンサイズしています.
 
62年型クライスラー車は相変わらず側面にフィンが突き出たような個性的なデザインで,すっきりとした箱型のGMやフォードと比較し人気がなく売れ行きが落ち込んだ年だと言われています.
 
Revellの1/25キットはAMTのカスタマイジングキットの人気を受けてオプションパーツが盛り込まれましたが,せいぜいライトやトリムなどのしょぼい内容でした.結局Revellのアニュアルキットはこの年だけで終わりました.わたしがこのキットを入手したのもセールだったからです.本国で$1.50のキットは900円でしたが,Revellだけは代理店の関係で720円,それが400円で売られていました.
 
ちなみにDodge Dartはその後ダッジブランドのコンパクトカーとして1976年まで継続され,2012年にはアルファロメオ・ジュリエッタと共通車台で再登場しますが,現在は生産が打ち切られています.


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黎明期のカープラモデル 1/32ジャガーXK120 [car model]

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かなり前になりますが,模型店で地味な茶系単色の箱に入ったジャガーXK120のキットを見つけて購入しました.このキットには見覚えがあったからです.弟が持っていたRevellのキットです. SUNNYというブランドで1950年代アメリカ製プラスチックモデルと書かれていますが,脇にはMade in Japanと記載されています. 
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脇にはフェラーリやMG-TDのキットの広告があります.これも他のRevellのキットの箱の側面に書かれていたのを見た覚えがありますのでRevellに間違いありません.
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中身はこのようなシンプルなものでメッキやクリアパーツはありません.シャーシの彫刻もなく,車軸は床板にモールドされていて直接タイヤをはめる構造です.
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そして床板には刻印があります.弟が持っていたので記憶していました.それはGowland & Gowland Copyright 1954の陽刻です.1954年といえばまだ実物のXK120が生産されていた時期です. Gowland & Gowlandの刻印は他のRevell のキットでも見たことがあり,長らく不思議に思っていたのですが,WIKIで謎が解けました.
これらの模型の原型はイギリスのGowland兄弟によるものでRevellが1/32のHighway Pioneersシリーズとして売り出したところ成功し,プラモメーカーしての基礎を築いたということです.またこれらの型は他のメーカーによっても修正されて発売されたようですが,原型は英国のDapolに移ったとのことで検索してみるとこちらにブランドの推移が表になっていました.
DapolはAirfixやKitmasterを含め,英国の古いキットの型を集めている様子ですね.
生粋のアメリカンプラモデルではなく原点は英国製品だったわけですが,カープラモデルの原点をみることができる貴重なキットです.
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SUNNYというモデルブランドは現在ありません.モールドされたものを仕入れて梱包したようですが,それにしてもこのような地味ながら歴史的なキットをよくぞ扱ってくれたものです.


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1/43シトロエンの変わり種と東欧系の小型車など [car model]

引き続き1/43モデルカーの話題です.まとめて入手した珍車を紹介します.
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▲まずシトロエン2CVベースの変わり種を2台. 左はシトロエンが開発途上国で展開したシリーズの一つでIvory Coastで生産された 1970年式Baby Brousse.メアリに似ていますが,シートメタルのボルト締め構造.簡単に製作できるというコンセプトだったようです.ヘッドライトの部分にも網がかかっています. 右はノッチバックの2CV,1970 2CV Citroneta でチリとアルゼンチンで生産されたもの.なんでノッチバックかと思いますが,後部はトランクというより蓋つきピックアップというほうがふさわしい形状です.つまり荷台としての役割を担っていたらしいです.(ともにdiecast-clubのモデル)
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▲これはシトロエンメアリの業務用,左はアイス売り,そして右は鮮魚売りの仕様です.どちらも人形がついています.(Atlas)
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▲こちらはGAZ 03-30 mini busですがA型フォードのバスとしてレールカーに改装しても面白そうです.(Nash Avtoprom)フェンダーと上半分はプラ製ですが,予想より良くできています.
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▲旧東ドイツで1964-74の間生産されたMulticar M22(IST).軽自動車のサイズです.これは運転席のみのキャブですが,フルキャブもあり,現在も産業用車両が作られています.
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▲ロシアの無限軌道型トラクターが2台,ChTZ Stalinetz 65とSHTZ NATI(ともにアシェットコレクション).TZはトラクター工場の略で,ソビエト時代に各地に存在しました.
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▲ミンスク(現ベラルーシ首都)トラクター工場でつくられたMTZ T-16(アシェットコレクション).この写真は後部で,運転席は荷台の方を向いています.
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▲そして1944年型Universal U-2(アシェットコレクション).素朴な形で,ステアリングの軸が水平に伸びているのが特徴です.IH の初期モデルFarmall Regularを模範にしてつくられています.エンジンの部分,そのまま機関車に移植できそうです.
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▲最後に小型自動車を並べてみました.左からTrabantの初期モデル P50(1957-62) (Atlas),次はフィアット傘下時代にFiat 500をベースに生産された1959 NSU Neckar Weinsberg 500 Coupe (BoS),そして3輪の1957 Fuldamobil S7 (BoS)で排気量は200cc,右端はポーランドの小型車1958 Mikrus MR-300 (WhiteBox)で,排気量は300cc.Trabant は少し大きいですが,他の3台はほぼ初期規格の軽自動車のサイズです.
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比較のためNeckarとMikrusのとなりにマツダクーペとキャロルにならんでもらいました.


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1/43ジムニー,ジープ,そしてバギー [car model]

久しぶりにモデルミニカーの話題です.
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▲アシェットの国産名車コレクションは1/24モデル付きの配本がはじまり1/43はほとんど目に留まりませんが,今も続いているようです,ただしモデルカーの供給元が保有する外国車モデルが当時の輸入車という想定で配布の中心になっていて,時折日本車が混じるという状態になっています.先日偶然ジムニーが登場するということを知り,発売日に入手しました. 309号として先月配本されたスズキSJ410(1981)でジムニー2代目モデル(1981-98)の輸出仕様です.早速軽くウェザリングを施しました.
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▲そこで所有する1/43のジムニー3代を並べてみました.左の2台は初代(1970-81)で,1970年型(国産名車コレクション59号)と輸出仕様のLJ80(Neo)です.そして中央とその右の2台は2代目(1981-98).SJ30ハーフメタルドア(DISM)とこの度入手したSJ410.右端は現行3代目(1998-)のモデルXC(Hi-story)になります.
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▲ジムニーのついでに元祖ジープの1/43モデルも並べてみました.左端は初代の軍用モデル(Hongwell).次は1962年型Surreyと呼ばれるリゾート仕様(Ixo).この初代の大きさは今の軽自動車とかわりません.中央は三菱ライセンス生産のワゴン1961年型J30(国産名車コレクション96号)でCJ3の派生モデルです.右から2台目は1963年型CJ5(White Box).現在のWranglerにつながる大きさになっています.そして右は現行モデルの2010 Wrangler Islander Edition(Greenlight)です.ラングラーにつながる原型ジープは段々大きくなっています.間もなく登場する新型はさらに大きくなるのでしょうか?
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さて先日のモデルカーイベントでトイモデルを少し手に入れました.Hot WheelsとMatchboxで何れもマテルの製品です.ディフォルメされていてスケールは不明ですが,1/43のバギーとして手を入れてみる予定です.
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▲これがその4台で1/43の三菱ミニカと大きさを比較してみました.
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▲右側の2台はMatchboxのFour X Forceで4駆のバギーのようです.座席は2座になっているのですが,ロールバーとのバランスを考えると1座に改造して4輪オートバイ風にアレンジするのがよさそうです.そして左奥のブルドーザーはMatchboxのMBX TKT.大型の建設機械をイメージしているようですが,こちらもキャブをはずして1座の小型車にしてみようかと考えています.
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▲残る1台はHot WheelsのBump Around.天井の金網に接触するポールが火花を散らしながら,ぶつかり合って時間内に自由走行する遊園地の乗り物です.この塗装はくまモンのイメージです.このような遊園地カーを公道で走るように改造している事例があるようですが,内燃機関車にもそっくり換装できそうです.
これらのモデルは値段も安く,独創的な形態を楽しんでいます.


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